小惑星「リュウグウ」への着陸に向けた準備を続けている「はやぶさ2」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、ことし10月、「リュウグウ」に接近した時に撮影した動画を新たに公開しました。 1つは「はやぶさ2」が「リュウグウ」の上空21メートル付近から上昇しながら1秒から5秒間隔で写真を撮影し、それをつなぎ合わせて5倍速の動画にしたものです。 岩石に覆われたリュウグウの地表が次第に離れていき、「はやぶさ2」が上昇していく様子がよく分かります。地表には、羽根のように太陽光パネルを左右に広げた「はやぶさ2」の影がはっきりと映り込んでいて、上昇するにつれ、影も小さくなっていきます。 もう1つの動画は、リュウグウの上空12メートル付近から、着陸の際の的となる「ターゲットマーカ」を落としたときの様子を撮影したものです。 ターゲットマーカは直径が10センチのボールで光を反射するため白っぽく見えます。映像