アニメーション制作にデジタルが導入されたのをきっかけにして、質感・臨場感・雰囲気などを向上させる目的で、デジタルエフェクト(省略して「エフェクト」)が多く用いられるようになりました。 ただ単に作品のみを見ている人は、映像が進化した事はわかっても、作業的に何が変わったか、知る由もありません。 作品は何より作品そのものがすべてですので、そういった予備知識を知っている必要性は無いのですが、実際に作品を見終わった方々から「どういう風に作ってるの?」と聞かれる事がよくあるのも事実です。 その際、雑誌で色々紹介されているから…と思って話をしていると、実はそれほど知られてないのに驚きます。 そこで、デジタル時代のアニメーション制作においてエフェクトがどのような役割を果たしているか、簡単に紹介してみたいと思います。 まずエフェクトは、専任エフェクトスタッフが行う事も、撮影スタッフが兼任する事もあります。