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魚や肉などの香り付けなどに使用されるレモンは、現代では世界中で数十種類が生産されています。そんなレモンはもともと自然界に存在したものではなく、約4000年以上前の東アジアで誕生した果物といわれています。 How the Lemon was Invented https://www.trueorbetter.com/2018/05/how-lemon-was-invented.html 言語学者のクルト・カレツカ氏によると、最初にレモンが栽培されたのは約4000年以上前の現代のミャンマーあたりとのこと。マーマレードやカクテル、紅茶などに使用されるダイダイや、漢方薬などで使用されるユズと交配することでレモンが誕生しました。 主に東南アジアで栽培されていたレモンは、紀元前1世紀までにイタリアに伝来したほか、9世紀にはシチリアにレモンが持ち込まれ、現代でも続くレモンの一大産地となっています。 その
いこ~ @e_ikuon ブラタモリ的?な散策が好き。最近は水路をめぐったり、湧水をめぐったり、各地をうろうろしています。大学では一応地理学を専攻してました(大昔)。今は一般企業勤務。水辺/湧水/暗渠/地形/町歩き/温泉/生き物/自然観察など浅く広く。 iko.hatenablog.jp/archive 岡安 光彦 Okayasu Mitsuhiko @mysterious_bow こうした素掘りの灌漑施設の水が、どうして地面に吸収されてしまわないのか、というのが今回の発掘調査で出てきた謎なんです。調査中の溝とその周囲にかなりの雨が降っても、その水はどんどん地面に吸収されてしまって、流れるどころか溝に溜まらない。地下水になってしまう。利用されていた頃、どうやって水流を維持していたのだろう?吸収される以上の大量の水が供給されている?! 2024-05-19 18:46:55
天皇陛下が皇居で田植えをされました。皇居では稲だけでなく、「蚕」を育てる養蚕も雅子さまが行われています。陛下や愛子さまも参加される「令和流」です。 ■長靴姿で水田へ 皇居で“田植え” 長靴を履き、皇居の水田に入られた天皇陛下。毎年恒例の田植えです。うるち米ともち米の2種類の苗、合わせて20株を植えられました。 苗は先月に陛下がまかれた種もみが育ったものです。陛下は春に種もみをまき、初夏に田植えをし、秋に稲を刈られます。 皇居での稲作は農家の苦労を感じるために昭和天皇が始められたものです。その後、上皇さま、陛下へと伝統として引き継がれています。歴代天皇により、稲作を通じて五穀豊穣(ほうじょう)が祈願されているのです。 ■歴代皇后は“養蚕”も 皇室で継承されている伝統といえば蚕の飼育です。明治時代以降から代々、皇后が取り組んでいます。雅子さまも美智子さまから引き継がれています。 雅子さまの飼育
Tomoki Honma @tmkhnm1986 わし的には通りすがりに一瞬撮った水路跡の写真なんてfav10くらいの反応だろうと思って投稿したらプチバズして、かたやこれはプチバズすると思って投稿したリーゼント石灯籠が全くなの、実に奥ゆかしいTwitter。 x.com/tmkhnm1986/sta… 2024-04-25 08:27:43
トウガラシは現代の中国料理に欠かせないものだが、この植物が中国に伝来したのは16世紀のことだ。その後、数百年をかけて改良され、現在、中国は世界一のトウガラシ生産国だ。(PHOTOGRAPH BY MARIAH TAUGER, LOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES) 米国の家庭がとても欲しがり、レストランでは大胆なレシピを生み出しているもの。その正体はチリクリスプで、今や食品界のスターだ。トウガラシ、油、そしてニンニク、タマネギ、サンショウ、さらには発酵大豆などが入った中国の調味料であり、その万能性と刺激で存在感を示している。 しかし、どうしてこのような調合になったのだろう? ここでは、チリクリスプがどのように生まれ、なぜ今これほど愛されているのかを紹介しよう。 スパイシーな始まり 「トウガラシは昔から中国にあったわけではない」と米ウィットマン大学の歴史学教授で、『T
人の脳を人が食べる風習 だが、人の脳を食すことが許容されただけでなく、風習だった時代と場所がある。 米ロングアイランド大学CWポスト校の生物学名誉教授で、『カニバリズム──まったく自然な歴史』(未邦訳)の著者であるビル・シャットは言う。 「理由はともかく、仮にあなたが誰か人を食べていたとしましょう。そのとき、あなたがその脳を食べない理由が私には見当たりません」 ヨーロッパで発掘された、10万年前にさかのぼる先史時代の人骨には、脳が取り出された、ひび割れた頭蓋骨含め、食人の形跡が見られる。 近代に入ってからも、風習としての食人には、脳を食すことが多く含まれていた。なかでも有名な一例が、パプアニューギニアのフォレ族だ。 脳を食すフォレ族の慣習は、特異的に悲惨な結果をもたらした。それは現代の米国人が脳を嫌悪するまた別の理由を説明するものでもある。すなわち、病の恐れだ。 1950年代に、200人ほ
普段の食卓に並ぶ数々の野菜は、いつごろから日本で食べられているのか? 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」の展示が驚きを呼んでいます。レタスとかセロリとか、意外と昔からある……! 大根がヨーロッパ原産で、弥生時代にはもう伝わっていたとは…… ※画像は2月25日に閉幕した東京会場で撮影されたもの 興味深い展示の数々に反響 話題の資料は、霜月ちかティ(@Miwa_Shimotuki)さんが同展の東京会場で見た「野菜の渡来時期」の展示。海外産の代表的な野菜がいつ日本に渡ってきたのか、有史以前から今日に至るまで整理されています。 古いものでは、コンニャクイモと大根が弥生時代以前、ゴマやショウガは古墳時代に渡来。以降も飛鳥・奈良時代にはナスやレタス、平安・鎌倉時代にはキュウリやゴボウ……と、慣れ親しんだ野菜の長い歴史を感じられます。 Xでは「セロリもレタスも、そんな昔からあったのか!」「ブロッ
ウクライナのキエフにある村落であるトリピーッリャ(トリポリ)は、ヨーロッパ最古の都市とされる先史時代の遺跡があることで知られています。当時の古代トリピーッリャには、非常に洗練された牧草地と食物があり、その社会システムの重要な部分を牛が占めていました。しかし、牛は食肉のためではなく、主に糞(ふん)を使用するために飼育されていたことを古生態学者の研究グループが示しています。 PNAS https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2312962120 Europe's earliest cities relied on fertilizer and plant protein, isotope analysis shows https://phys.org/news/2023-12-europe-earliest-cities-fertilizer-protein
農研機構は、日本初の在来品種データベースを作成し、農業生物資源ジーンバンクのホームページから、試行版として在来品種40品種のデータを公開しておりました。 このたび、本日3月26日より280品種にデータを増やし、本格的な公開を開始します。 2013年から約10年に渡り、山形大学と共同で、日本全国の在来品種280品種を調査したデータです。在来品種の特徴や栽培方法、栽培の現状、写真など、在来品種の特性を最大限活用するための情報を掲載しています。 貴重な遺伝資源である在来品種に関心のある皆さまからのアクセスをお待ちしております。 日本各地で古くから栽培されてきた雑穀や伝統野菜などの在来品種は、栽培されてきた地域の文化を伝える文化遺産であり、地域の特色を生かした地域おこしなどへの利活用が注目されています。また、在来品種は、国内で現在流通している品種には無い特徴や、栽培されている地域の気象条件でしっか
昔の日本ではハート形を何と呼んでいたのだろう 気になるねえ 何故気になったのか 昨晩の鉄腕DASHで自然薯を掘っているのを見たから 「自然薯を探すときはまず特徴的なハート形の葉を探すとよい」のような説明がされることがままある 「ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯や山芋の葉のような形を何と呼んでいたのか、というのを知りたい 調べましょうね とりあえず「ハート 昔 日本」でぐぐってみるか…… なるほど、西洋からいわゆる「ハート」概念が伝来する以前から土器や織物にハート形の文様が存在する、と 神社仏閣など建築物には「猪目」と呼ばれるハート形の意匠が施されている、と なるほどねえ じゃあ昔の日本で自然薯を探すときは「猪目型の葉っぱを探すとよい」と説明されていたのだろうなぁ~ ……とはならない 「西洋ハート伝来以前から猪目と呼ばれるハート形の文様が存在した」イコール「自然薯など芋系のハート
伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開京都・嵐山にある福田美術館が、新たに発見された伊藤若冲による絵巻を初公開した。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 新たに発見・収蔵された伊藤若冲《果蔬図巻》(1791) 今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。 伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹本着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日本美術史上でも異彩を放つ。 今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍し
飛来数全国一のマガモのブランド名「常陸国天然まがも」の発表会。小さな字で「ひたちのくに」と読み仮名が振られている=水戸市笠原町の県庁で2023年11月30日、木許はるみ撮影 「常陸牛」「常陸乃国いせ海老」……。茨城県が「常陸○○」の名で高級食材を売り出す中、ブランド化に思わぬ壁があった。読み方だ。全国の20~30代の半数程度が「常陸」を読めないという調査結果が明らかになった。 「常陸」は茨城の旧国名。由来は諸説あり、713年編さんの「常陸国風土記」では、一つの道が続く「直通(ひたみち)」と、ヤマトタケルが巡行した際に袖を浸したため「ひたす」から「ひたち」に転じた二つの由来が書かれている。 では、なぜ「常陸」の表記なのか。茨城の歴史に詳しいかすみがうら市歴史博物館の千葉隆司館長は「理由はわかっていないんですよね」と明かし、「当たり前のことは資料が残りにくく、地名の字も資料が少なくて研究が難し
プロローグ 食を支える人々の営み―農耕と市場 18世紀後半から19世紀にかけて、イギリスでは植民地貿易による経済発展や産業革命によって中産階級が台頭します。新たに彼らが絵画の注文主となると、農村や市井の人々の生活を描いた風俗画が一定の人気を集めるようになりました。 第1章 大地の恵み 野菜 イギリスで古くから食されていたのはアブラナ科のキャベツやダイコン、カブなどで、穀物は小麦の他に大麦や、耐寒性の強いオーツ麦、ライ麦が栽培され、豆類もよく食べられていました。 コロンブスのアメリカ大陸発見以降は、アメリカ原産のジャガイモやトウモロコシ、トマトなどがヨーロッパに伝えられ、19世紀後半にはジャガイモ、グリーンピース、タマネギ、キャベツ、カリフラワー、ビーツ、アスパラガスなど、現在とほぼ同様の野菜がイギリスの食卓に並ぶようになりました。 ジョゼフ・ヤコブ・リッター・フォン・プレンク《カリフラワー
“屋根付き橋”というものをご存知だろうか。 その名のとおり屋根が付いた橋のことだ。最も多いのは、神社の参道に架かっている神橋だろう。そのほか、観光地や旅館敷地内等で、客が雨に濡れないよう、橋に屋根が付けられているケースもある。映画『マディソン郡の橋』で描かれるのも、屋根付き橋の一種だ。
能登半島地震の震源に近い奥能登をはじめとする4市5町は、「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定されている地域である。昨年11月には「農業遺産シンポジウム」が和倉温泉で開催され、地域資源を活用した活性化への取り組みをアピールしたばかりだった。一味違った地域活性化の試みとして注目されていたのだが、今回の地震で構想はどうなってしまうのか。 独自性のある伝統的な農林水産業を営む地域 世界農業遺産とは、社会や環境に適応しながら時代を超えて継承され、関連文化を育んできた世界的に重要な独自性のある伝統的な農林水産業を営む地域、システムを国際連合食糧農業機関(FAO)が認定したものだ。世界26カ国86地域、日本国内では15地域が認定されている(2023年11月10日時点)。 「能登の里山里海」は2011年、日本で初めて認定された。日本海に面した急傾斜地に展開する「白米千枚田」をはじめとした棚田や、強い
日本の食文化を代表するおにぎり。手軽さと美味しさで多くの人々に愛され、時代とともに進化してきた歴史をたどると、日本人の食卓と文化を垣間見ることができます。また、最近では「おにぎりらず」やお弁当を圧縮して1つのおにぎりにまとめられたものまで、バリエーションも豊富です。今回は、そんなおにぎりの歴史について記事にしてみました。 古代からのルーツ 江戸時代の変遷 近代から現代への進化 結びつく日本食文化 まとめ 古代からのルーツ おにぎりのルーツは古代にまで遡ります。古代の日本では、米の粒を結びつけた食べ物が存在し、長期保存や持ち運びに適した食品として使用されていました。しかしながら、おにぎりとしての現在の形が整ったのは奈良時代から平安時代でした。この時代におにぎりは、手で握って三角形や球形に形作られ、塩や米で味付けされたり、昆布や鮭、梅干しなどが具として用いられていました。ほぼ、現代のおにぎりに
農林水産省、文部科学省及び国土交通省は、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(平成20年法律第40号)(通称:歴史まちづくり法)」に基づき、茨城県土浦市及び愛知県西尾市の歴史的風致維持向上計画(通称:歴史まちづくり計画)について、令和5年12月19日付で認定するとともに、同日、国土交通省において認定式を行います。 今回の認定により、全国の認定都市数は93市町となります。 1.歴史まちづくり計画の概要 茨城県土浦市 土浦市には、重要文化財「旧茨城県立土浦中学校本館きゅういばらきけんりつつちうらちゅうがっこうほんかん」や、史跡である「上高津貝塚かみたかつかいづか」があり、中心市街地には土浦城址つちうらじょうし(亀城公園きじょうこうえん)が位置しています。 本市の歴史的風致として、テーマを「霞ケ浦と共に生きる人々のくらし」、「霞ケ浦と筑波山に育まれた信仰と祭り」、「受け継がれる湖畔
熊本県上天草市の花農家、杉本さくらさん(33)は、ドライフラワーを使ったおしゃれなしめ縄を考案した。「スワッグ」と呼ばれる花の壁飾りに、市販されている縄だけのしめ縄を組み合わせた。「簡単に作ることができる。若い人にも、お正月に合わせて花や日本の文化を楽しんでほしい」と提案する。 しめ縄と一緒に束ねたのは乾燥させたカスミソウやスターチス。洋風テイストを備えたスタイルが目新しい。「お正月と言えば、しめ縄。若者も興味を持つ雰囲気にしたくて」。そう考えた杉本さんが目を付けたのが、若者の間で人気の「スワッグ」だった。 杉本さんは複数の作品を作っており、家族と共に約50アールで栽培する花や地元農家の花10~20本を使う。1週間から10日間、風通しの良い日陰で乾燥後、工作用接着剤でしめ縄と固定。アイボリー色のリボンをかけるなどして、シックなデザインに仕上げた。 地元では正月以外もしめ縄を飾って置く風習が
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