東京都港湾局専用線は、 東京の下町の越中島から湾岸の晴海・豊洲などの埠頭に延びていた、 石炭や生活物資輸送のための貨物専用線でした。 年々少しずつ解体されて今では殆ど残っていませんが、 それでも有名な晴海橋ほか、幾つかの遺構が残存しています。 画像は数少ない遺構の一つで、ほぼ終点の近くに残るヤード跡です。 金網付の塀に囲まれたほんの数十メートルの区間ですが、 ここだけ取りのこされたように幾本もの軌道が残り、草木が生い茂っています。 中に入ると、すぐ近くを走る晴海通りの喧噪が聞こえなくなって、 とても静かな不思議な空間になっています。(2004.12月現在) >次の記事 >INDEX
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