香港政府への抗議中に転落死した男性に供える白い花を持ってデモへ向かう人=2019年6月16日、香港島、吉岡桂子撮影 ふたりの映画監督とは、伍嘉良(ン・ガーリョン)さん(37)と葉嘉麟(イエ・カールン)さん(25)。伍さんは、中国の影響力が強まっていく香港の将来像を描いたオムニバス映画『十年』をてがけた一人だ。民主的な選挙の実現を求めて若者たちが香港島中心部を占拠した「雨傘運動」が挫折した翌年の2015年。わずか1館の上映から始めて異例のヒットとなり、16年の香港電影金像奨の作品賞を受賞した。葉さんは、伍さんがプロデューサーを務めるネット動画制作会社「一丁目」に作品を提供した。今回の条例改正を危ぶむ短編三部作のひとつ『砧板上(まな板の上)』である。 中国化が進む香港の未来を描いたオムニバス映画『十年』の監督のひとり伍嘉良(ン・ガーリョン)さん(写真右)と、「逃亡犯条例」改正の危うさを描いた『
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