7月1日に起こった香港立法会へのデモ隊の突撃に驚き、疑問を抱いた人は少なくなかったと思う。だが、日本のメディアを見回しても、その疑問にきちんとした答えを差し出す報道はまだない。 香港でもあの突撃は衝撃的な事件としてとらえられている。だが、その「衝撃」は日本人が目にして疑問を抱いたその行為だけではなく、その動機や行動を支えた考え方、さらには膨れ上がった同行者たちの数、そしてその撤退に至るまでの一連の行動が引き起こしている。 その背景は複雑で一言で伝えるのは難しい。わたしもこの出来事を今週末の「ぶんぶくちゃいなノオト」にまとめるつもりにしているが、まずは今、香港の、そして中国国内で静かに香港情勢を見守っている人たちに広く拡散されているコラムを、作者の許しを得た上で日本語に翻訳してご紹介する。 その前に一つ、7月1日に起こったことで日本メディアがあまり触れていない事前知識を記しておく。 7月1日
![梁啓智:あれは突撃じゃない。彼らは死ぬ気だった。|ふるまいよしこ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed589edd2aa68f5d4e0c45c836a9e96198b34834/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F12731229%2Fpicture_pc_8ae5506a1301a95602678c8c9447e18f.jpg)