香港の九龍で、正体不明の男たちにハンマーで襲撃された民間人権陣線のリーダー、岑子傑氏。EYEPRESS NEWS提供(2019年10月16日撮影)。(c)EYEPRESS NEWS / EYEPRESS 【10月17日 AFP】香港で民主化要求デモを主催する市民団体「民間人権陣線(Civil Human Rights Front)」は、同団体リーダーの岑子傑(Jimmy Sham)氏が16日夜、ハンマーを持った正体不明の暴漢らに襲われ、血まみれで病院に搬送されたと明らかにした。 【関連記事】タクシー突っ込みデモ参加者が負傷、運転手は袋だたきに 同団体は、岑氏は旺角(モンコック、Mongkok)地区でハンマーを持った4、5人に襲われたと発表。襲撃を「政治的テロ」と表現している。 発表によると、岑氏は「頭部を負傷して流血し、広華(Kwong Wah)医院に搬送された」が、救急隊が到着した時点で
デモ隊を強制排除する香港警察(2019年7月21日、写真:The New York Times/Redux/アフロ) (福島 香織:ジャーナリスト) 7月21日に香港で起きた異常な出来事を整理したい。6月以降の香港で異常事態が続いているので、もはや私たちメディア側も麻痺しかかっている。だが21日の事件は、一線を越えたような印象を受ける。 この日、43万人の平和デモがあり、中聯弁(中央政府駐香港連絡弁公室=中国の香港における出先機関、大使館に相当)への抗議デモと警察による武力鎮圧があり、そして香港MTR・西鉄線の元朗駅界隈で発生した謎の白シャツ集団による無差別暴行事件があった。 事態は明らかに危険水域に差し掛かっている。つまり、香港政府だけでは香港の治安を維持できない、と中国政府がいつ、そう判断してもおかしくない、という意味で。 強制排除された中聯弁前のデモ隊 7月21日に発生したことを時系
あす7月26日で、相模原市の「津久井やまゆり園」で障害者19人が殺害された事件から3年。「障害者は不幸しか作らない」とした被告の主張は、日本社会に衝撃を与えました。 「生産性」で人の生死を決めるかのような価値観。実は、それはこの事件だけでなく、日本社会全体を覆う「空気」ではないのか。そんな問いを出発点に、作家・雨宮処凛さんが6人の識者と対話を重ねました。第1回は、ご自身も自閉症のお子さんを持つ、RKB毎日放送の神戸金史さんです。 記者として、障害を持つ子の父親として雨宮 神戸さんは相模原の事件を取材して、植松被告とも面会を重ねているんですよね。 神戸 はい。私自身、息子が重度の自閉症なので、事件を他人事とは思えませんでした。 雨宮 事件が起こったとき、どんなふうに感じられましたか。 神戸 私は福岡のRKB毎日放送の記者ですが、現在は東京報道制作部長として単身赴任をしています。赴任したのが2
最初に一言 日本の皆様へ、香港には旅行しに来ないでください!今の香港はとても危険です!もし香港へ旅行しに来る知り合いがいたら、香港が危険である事を伝えてください!どうかできれば香港から離れていってください…、おねがいします…。 香港反政府デモ情報館 @HKnewsJP 【20190721】主催者発表によると、43万人がデモ行進に参加した。デモ行進が終了した後、一部は中連弁(中国政府の在香港連絡事務所)の周りに集まった。正門に飾ってある中共の国章に向かって、黒インクをぶっかけたり卵を投げたりした。中国による支配の正当性を否定する行為である。 pic.twitter.com/HOKYAaAfpX 2019-07-21 23:10:34
香港北西部の元朗駅の構内で21日夜、香港の「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めるデモに参加した市民らが突然、木の棒や籐(とう)のつるを持った数十人超の集団に襲撃された。計45人が負傷し、うち1人が重体だという。改正案に対する一連の抗議活動で、デモ参加者を標的にした大規模な暴力事件は初めてとみられる。 香港メディアによると、この集団は白いTシャツ姿で服装を統一。駅になだれ込んだ後、通路だけでなく、停車していた電車の中まで入り込み、デモ参加者の頭や背中などを手当たり次第、殴って回った。改正案に反対する民主派の立法会(議会)議員や記者も襲撃され、負傷したという。デモ参加者はシンボルカラーの黒い衣服を着用していることが多く、見分けがつきやすい。 警察は出動が遅れたため、駅に到着した際、集団はすでに現場から立ち去っていた。集団の素性はわかっていない。同じころ、警察は香港島で、中国政府の出先機関「中央駐香
香港の元朗区で21日午後10時半ごろ(日本時間午後11時半ごろ)、棒を持った複数の男たちが駅を襲い、利用客45人が負傷した。うち1人が重体となっている。
※個人の特定を避けるため、僕が聞いた話に部分的な変更を加えています。 ある医者に聞いた話。 つい先日、病院で当直をしていたら、親に連れられた中学生がやってきたそうだ。 顔じゅうが腫れていて、片方の眼の周りは紫色になり、ものが二重に見えるという。 知り合いの医者が問診をすると、彼の親は、こんな話をしたそうだ。 「うちの子、最近ずっと帰りが遅かったんです。アザや傷をつくって帰ってきて。何度か問い質したんですが、『関係ないだろ』って、何も話してくれなくて。でも、今回はいままでのなかで、いちばん酷い怪我をしていて、顔も変わってしまうくらいで。それでも、夜、出ていこうとしたので、必死になって止めたんです。あの、川崎の中学校1年生の事件のニュースをみて、うちの子も……と気づいたんです。いえ、いままでも薄々感づいてはいたのですが、やっと、引き止めなければ、と決心したんです」 その子は、懸命に止める親に根
カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)に出席したイタリアの映画監督で詩人の故ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)氏(1974年5月22日撮影)。(c)AFP/RALPH GATTI 【12月3日 AFP】イタリアの映画監督で詩人の故ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)氏が1975年11月2日、当時17歳の青年によって殺された事件が、40年近い歳月を経て新たな展開を見せている。 2010年に事件の再捜査を始めた検察官は、パゾリーニ氏殺害で有罪判決を受けたピーノ・ペロージ(Pino Pelosi)元受刑者が、これまで述べてきた単独で同氏を殺害したという主張を覆し、別の2人の人物が同氏を殴打して殺害したと証言したという。 また2日の報道によると、パゾリーニ氏が事件当時着用していた衣服から採取されたDNAサンプル
小学2年の男児(8)を鎖で縛り、約8時間にわたって自宅の柱につないだとして、滋賀県警長浜署は9日未明、父親の同県長浜市千草町、無職の男(32)と母親(27)を逮捕監禁容疑で逮捕した。 2人とも容疑を認めているという。 発表では、2人は8日午前8時頃から午後4時頃までの間、自宅居間で、男児の腹に金属製の鎖を1回巻き、室内の柱につないで監禁した疑い。男児にけがはないという。 同署によると、鎖には南京錠が取り付けられ、男児は柱から半径約3メートルの範囲しか動けない状態だった。鎖が届く範囲におまるが置いてあった。 男児は2人の長男で3人暮らし。この日は学校を休んでいた。男児の友人が窓越しに発見し、近所の男性が110番。駆けつけた署員が男児を保護し、近所の親族宅近くにいた2人から事情を聞いていた。 調べに対し、2人は午前8時頃に外出した際、男児を鎖でつないだことを認めているという。 市教
しん、と静まり返っていた。さっきまで聞こえていたアブラゼミの鳴き声も国道を走る車の音も届かない。長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件の現場マンション。「人を殺して体の中を見たかった」。逮捕された16歳の少女は、県警の調べにそう話したという。生まれ故郷で起きた事件が気になり、私は現場周辺を歩き続けた。【滝野隆浩】 現場マンションの同じフロアには、高校時代の同級生が住んでいた。一緒にオートロックの玄関を抜けてエレベーターで昇る。4部屋のうち、出てすぐ左が現場、右の奥が彼の部屋だ。JR佐世保駅と市役所の中間にあるマンションは市の中心地なのに、静かだ。「ここか?」「ここばい……」。会話が途切れればまた静寂。少女はこんな場所に一人でいた。 事件の発生は、7月26日午後8〜10時とされる。同級生は休日出勤して午後8時20分ごろ帰宅したが何の物音もしなかった、という。天井の高い10畳の洋間。現場も同じ
▶ 2012年6月号 目次 いま、改めて戦後を思う――貧しかったけれど幸福だった―― ⑦いつも弱い方の味方でいたい 映画監督 恩地日出夫 高校1年生で派手に大人への反抗をやったぼくは、2年生になると小説のようなものを書いたり、同人雑誌に評論を書いたりするようになる。この頃、世の中は「逆コース」と呼ばれる流れの中で「下山事件」「三鷹事件」「松川事件」が起こるが、ここでは、アプレ犯罪と呼ばれた「オー・ミステイク事件」について書く。 日大ギャング事件とも呼ばれるこの事件の犯人は19歳で、一緒に逃げていた恋人は18歳だった。逮捕された2人の写真が新聞にのったのだが、それを見てぼくは、共感というか、憧れというか、不思議なものを感じた記憶がある。 犯人は逮捕された時、「オー・ミステイク」と言ったということで、これが流行語になったりしたのだが、ぼくの記憶に残っているのは、恋人の女の子の笑顔の写真である。
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