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路地に関するamenomorinoのブックマーク (3)

  • 上原善広『韓国の路地を旅する』を読む - 関内関外日記

    韓国の路地を旅する 作者: 上原善広出版社/メーカー: ミリオン出版発売日: 2014/05/30メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 「韓国の路地を旅する」……。タイトルだけ見れば「藤原新也の写真集?」とか思ってしまうところである。ところが、上原善広という著者名を見れば「路地」の意味は一気に変わってくるし、察しのいい人には「それの話題か」ということになる。 白丁(ペクチョン)をめぐる旅、である。おれは白丁という単語とその韓国語の読み(もっとも、カタカナ発音で通じるものではないだろうが)は知っていた。おそらくは2chあたりの嫌韓的書き込みからである。いったいそれが韓国人全体を罵倒するものかなんなのかまで知らなかったが。高校の世界史で習った韓国の身分制度といえば「両班(ヤンバン)」くらいであった。 白丁は、日で言えばざっくり言って「路地」の者、被差別部落

    上原善広『韓国の路地を旅する』を読む - 関内関外日記
  • 上原善広『異形の日本人』を読む - 関内関外日記

    異形の日人 (新潮新書) 作者: 上原善広出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/09/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (17件) を見る 上原善広といえば路地(被差別部落)ものということになる……のかどうかよくわからなかったので、とりあえず『異形の日人』を手にとってみた。とはいえ、タイトルからも感じられるように、通底するものは同じだった。そして、やはり上原善広はすばらしい書き手だった。 ここに収められたのは、昭和初期の「ターザン姉妹」、平田弘史の『血だるま剣法』事件(これには路地が関わっている)、「溝口のやり―最後の無頼派アスリート」、筋萎縮症女性のわいせつ事件、「花電車」のストリッパー、そして落語家初代桂春團治(これも路地が関わってくる。あとちょっと阪田三吉)。いずれも丁寧でいて力強く、読ませる文章だ。 が、一番なにがいいかというと「

  • 上原善広『被差別のグルメ』を読む - mmpoloの日記

    上原善広『被差別のグルメ』(新潮新書)を読む。以前読んだ同じ著者の『被差別の卓』の続編的な書。有意義でとても興味深い。上原は自分が被差別部落=同和地区出身であることを隠すことなく、そのことを前向きに語っていく。作家の中上健次にならって同和地区を路地と呼び、路地の文化を記録していく。前著で世界の被差別地区の文化を調査していたのに対して、書では日国内の被差別地域のを調べて歩く。それは、路地、アイヌ、北方少数民族、沖縄の島々、在日だ。 路地の典型的な物であるアブラカスが写真入りで詳しく語られる。これは牛の腸をヘット(牛脂。関西ではヘッド)で炒り揚げたものだ。もともと生の腸をそのまま鍋に入れてじっくりと弱火で長時間火を入れたもので、こうすると腸に大量に付いた脂が融けて、鍋は脂で満たされる。この脂で腸はカリカリに揚がり、残った脂はヘットになるという。 ほかにも「クワ」という肺臓の味噌煮

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