韓国の路地を旅する 作者: 上原善広出版社/メーカー: ミリオン出版発売日: 2014/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 「韓国の路地を旅する」……。タイトルだけ見れば「藤原新也の写真集?」とか思ってしまうところである。ところが、上原善広という著者名を見れば「路地」の意味は一気に変わってくるし、察しのいい人には「それの話題か」ということになる。 白丁(ペクチョン)をめぐる旅、である。おれは白丁という単語とその韓国語の読み(もっとも、カタカナ発音で通じるものではないだろうが)は知っていた。おそらくは2chあたりの嫌韓的書き込みからである。いったいそれが韓国人全体を罵倒するものかなんなのかまで知らなかったが。高校の世界史で習った韓国の身分制度といえば「両班(ヤンバン)」くらいであった。 白丁は、日本で言えばざっくり言って「路地」の者、被差別部落
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