香港で毎週続く「逃亡犯条例」改正案の完全撤回などを求めるデモは、教員によるデモが行われ、中高生が授業のボイコットを計画するなど教育界にも影響が広がっている。世界の各地でも香港からの留学生らが抗議行動を実施。それに中国本土から来た留学生が反発してトラブルとなる事態も起きている。【香港・工藤哲、福岡静哉】 香港では17日、デモに参加する若者たちを守るよう訴える教師らのデモが実施された。2万人余りが参加し、「警察は暴力をやめよ」と訴えた。また一部の中高生は、来月からの新学期に合わせ、週1日の授業ボイコットを呼びかけている。これを9割の生徒が支持しているとの調査結果もあり、香港政府への不信感やデモへの共感が若い世代に浸透していることを裏付けた。