NHK総合で夕方に放送している『ゆうどき』という番組があります。 10月8日のトークゲストに登場したのが伊東四朗さんでした。彼の「喜劇役者」としての含蓄のある話がとても興味深かったのでメモしておきたいと思います。 伊東四朗といえば、何と言っても「電線音頭」のベンジャミン伊東。 1970年代にNET(現・テレビ朝日)で放送されていた『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』で披露され、大ブームを巻き起こしたものです。 伊東「だいたい何がなんだか分からなくて。企画が。収録2週間前ですよ、こういうことやりたいんだって言われたの。意味がわからないと聞いても『なんなの?って言われても答えられない』ってプロデューサーが言うんです。2週間後にオンエアですからって追い詰められて……。台本の裏にこういう格好にしてって絵に描いて。あれ(ベンジャミン伊東の衣装)は自分隠しなんです。(略)こういう格好すれば分かんないと思っ