印刷会社として印刷機・製本機・DTP出力機など等、機械設備の更新は不可欠である。しかし、ハード・ソフト共に、いつ(時期)、どのくらい(投資金額)か、そのタイミングを図るのは経営判断として非常に難しい。 DTP出力機を採っても、かつての専用機に比べれば単価は安くなっているが保有台数分を切り替えるとなれば莫大な投資となる。また、実際にはクライアント数の3倍以上の制作会社からデータが入稿される。その中には、自治体や新規参入など新しい環境で制作されたデータと主に出版社など長年作業してきた環境で制作されたデータなどデジタルでの格差が広がっている。 今後は、新しい機械、ソフト、ヴァージョンへの研究、対応はもちろん必要だが、一方で今までのデータ環境も何らかの形で残すか、再販データ保存の対策など旧体制への責任も背負わなければならない。つまり新旧両方への対応をせざるを得ない。 それでは、現在、変革期真っ只中