多くのテクノロジー企業が、ドイツのハノーバーで現地時間9日から開催される大規模な見本市「CeBIT」に参加し、最新の製品や企業戦略を発表して、技術の未来を論じ合う予定だ。 2006年のCeBITは、技術業界にとっては重要な時期に開催されることになる。企業IT支出は緩やかな上昇傾向にあり、ドットコムバブルの崩壊を切り抜けた企業の先行きは明るい。そうした企業には、革新的なハードウェアやソフトウェア、サービスを提供していく力もある。しかし、Googleやウェブベースアプリケーションの躍進やブロードバンドの普及、オープンソースの人気拡大といった一連の要因のために、業界最大規模の企業ですら将来の見通しを立てにくくなっているのもまた事実だ。こうした状況下では、いかなる企業も、発表間近の自社製品に対する関心を高める絶好の機会を逃すわけにはいかないのである。 CeBITは非常に大規模なイベントだ。数千社に