自民組織「ぶっ壊れた」=「平成の大合併」地方議員激減【09衆院選】 自民組織「ぶっ壊れた」=「平成の大合併」地方議員激減【09衆院選】 30日投開票の衆院選で劣勢が伝えられる自民党だが、小泉純一郎元首相の下で推し進めた「平成の大合併」がボディーブローのように効いている。市町村合併に伴う議員定数削減で、選挙の実動部隊にもなっていた保守系議員が激減。小泉氏が首相在任中に「自民党をぶっ壊す」と宣言した通り、地方組織は壊滅状態とされ、候補者の陣営から漏れるのは恨み節とも取れるため息ばかりだ。 「地方議員を通じて票を隅々まで集める組織はもうない」とため息をつくのは、長崎の自民党県連幹部だ。県内のある選挙区では、市町村合併により議員数が約500人から約170人に減り、多くの保守系が議席を失った。候補者の陣営幹部を務める元町長は「議員1人が支持者10人以上を連れてきた」と明かすが、それも今や昔だ。