12日午後1時、京畿道漣川郡中面サムゴン里の遺跡地「積石塚」に入る幅3メートルの道路。住民のキム・テジュンさん(64)がトラクターで道をふさいでいた。キムさんは「今日も積石塚で北側にビラを飛ばすという話があるので道をふさいだ」とし「今はもう生存がかかる問題となったため、ただ眺めているわけにはいかない」と語った。この日、漣川の住民は積石塚に続く他の道路3カ所とヌンゴル駐車場に入る道をトラクターと1トントラックでふさいだ。積石塚やヌンゴル駐車場は対北朝鮮ビラ用風船を飛ばす場所として利用されてきたところだ。 漣川の住民のこうした動きは前日の11日に始まった。北朝鮮がビラ入り風船を落とそうと高射機関銃を発砲したため住民が避難した日の翌日だ。11日には道をふさぐ方法で効果があった。この日、漣川で風船15個を飛ばす予定だった脱北者団体「北韓同胞直接支援運動」は、住民が道を遮断したことを知ると、京畿道抱