『日本美術全集』刊行記念企画 第5弾 文化講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」に行って来ました。 講師を務められたのは『日本美術全集』「7巻 運慶・快慶と中世寺院」の責任編集者である山本勉先生(清泉女子大学教授)です。 http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/ 90分の講演会でしたが、まさにあっと言う間に時間が過ぎてしまい、まだまだお話沢山お聞きしたい!と思わせる超充実した内容でした。 受付で配られた山本勉先生がお作りになられたレジメと自分の心細いメモで「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」を振り返ってみたいと思います。 講演会のポイントは以下の3点。 1)運慶の生涯と運慶作品47体 2)あらたにくわえた運慶作品 3)運慶作品の眼の表現 この順番に沿って時に笑いを交えつつ、豊富なパワポ画像を駆使なされお話が進みました。以下その概略です。
3月22日(土)14:00より、日本文学科ならびに日本文学専攻では、日本女子大学文学部・文学研究科学術交流企画 シンポジウム「定家のもたらしたもの―継承と変容―」を開催いたします。 近年、漫画の『うた恋い。』人気のおかげで『百人一首』への関心が高まり、その編者である藤原定家も一躍時の人となりました。 定家は本歌取や本説取という「詞は古きをしたひ、心は新しきを求め」(『近代秀歌』)る詠みぶりによって、物語性・演劇性の強い幽玄な和歌の世界を確立したことで知られますが、その後、歌人として神格化されるようになると、彼にまつわるエピソードがまことしやかに語られはじめ、室町時代には定家伝説に取材した能も作られていきます。 一方、彼の和歌は勿論、歌論における言説までもが中世文芸の世界に影響を及ぼしていきます。定家を尊崇し定家に私淑した室町時代の歌僧正徹は夢幻的・象徴的とも評される独自の歌境を切り拓くに至
異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai 奥浄瑠璃の滑稽物の一種である『虫合戦』を通して、滑稽物と異類合戦物との関わりなど諸問題を取り上げた。 東北の奥浄瑠璃や九州の琵琶説経には短編の異類物が語り物として、また歌として伝承されている。奥浄瑠璃では『雑具合戦』『虫合戦鳥獣の助太刀』『餅合戦』などが主要なものである。 戦前の芸能研究者宮本演彦のノートに記される「虫合戦」は現在確認されるものとは異なるものだったようである。 聞書が残る『虫合戦鳥獣の助太刀』は浮世草子『虫合戦物語』を改作したものと思われる。一方『大寄席噺尻馬』収録の同題作品はその後の改作本ではないかと想像される。 寄
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