奈良・東大寺で、大仏の足元に納められていた「鎮壇具(ちんだんぐ)」の大刀3本(奈良時代、国宝)が明治時代に出土した際の状態を記した実測図3枚が見つかり、同寺が9日発表した。 大刀は境内の東大寺ミュージアムで開催中の特別展「国宝・東大寺金堂鎮壇具のすべて」(読売新聞社など後援)に出展されており、寺は実測図の一部も5月14日~6月9日に特別出展する。 鎮壇具は、寺院で堂塔を建てる際、土地の神を鎮めて建物の安泰を祈願するため地下に埋める。東大寺大仏殿では1907~08年の修理の際に刀や鏡、壺(つぼ)など20件が見つかった。実測図はこのうち大刀3本(長さ約100~80センチ)について、厚紙に顔料を使って原寸大で模写。修理関係者の依頼を受けた日本画家が、写真代わりに描いたらしい。
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