全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2015年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)の発表会が7日、都内で行われ、上橋菜穂子氏の『鹿の王』(KADOKAWA 角川書店)が大賞に選ばれた。上橋氏は、昨年、1994年に受賞したまど・みちお氏以来日本人作家としては2人目となる国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。 【画像】上橋菜穂子氏から直筆の喜びコメントが到着 受賞作は未曾有(みぞう)の危機に立ち向かう父と子を描いた長編作品。上巻の「生き残った者」、下巻「還って行く者」の2巻が刊行されている。 上橋氏は1989年に『精霊の木』で作家デビュー。主な著書に『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズや、「獣の奏者」シリーズなど。なお、『精霊の守り人』は2016年より女優・綾瀬はるか主演でNHKにて「大河ファンタジー」と銘打ちドラマ化が決まっている。 受賞のトロフィーを手にとっ