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民俗と歴史に関するarcade00fire01のブックマーク (1)

  • 「安倍晴明伝説 (ちくま新書)」諏訪 春雄 著

    陰陽師安倍晴明というと、様々な伝説に彩られた日史上のスターの一人である。死後の平安時代後期から様々な伝承が語られ始め、現代でも小説映画、マンガなど様々な創作作品に登場して人を魅きつけている。僕は丁度世代的に八十年代後半、荒俣宏の「帝都物語」で知り夢枕獏の「陰陽師」や菊池秀行作品など伝記小説で認識した感じだ。 実在の安倍晴明は様々な伝承や創作で語られるような呪術妖術に長けた超能力者ではなく、地味な、しかし政治力に長けた遅咲きの官僚である。平安時代、中国から伝わった陰陽五行思想や道教・密教、修験道などを総合して登場した陰陽道を統括する部署として陰陽寮という組織があった。晴明も陰陽寮に所属していたが陰陽道の能力的にもそれほど秀でていたわけではなく、長らく出世コースから外れていたらしい。彼が歴史の表舞台に登場するのは四十代に入ってからで、丁度藤原道長が権力を掌握していく過程で藤原氏や花山・一条

    「安倍晴明伝説 (ちくま新書)」諏訪 春雄 著
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