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語源と漢字に関するarcade00fire01のブックマーク (2)

  • 白川静博士の漢字の世界-7

    巷間に囁かれる白川静博士と藤堂明保博士の「論争」なるものは、実際は白川博士著『漢字ー生い立ちとその背景ー』(岩波新書、1970年4月)について藤堂博士が書かれた書評と、それに対する白川博士の反論、わずか一度の回合のみであった。以下、そこで俎上に上がった図1を取り上げ、「論争」の非論争性を見てみよう。 まず、白川博士の図1に対する解釈を『漢字』から抜粋してみる。 一、図1は図2「師」の初文(最初の字形)で、「軍」を意味する。 二、図1は「大臠の肉」を意味し、『説文解字』に「胾、大臠なり」という「胾」(シ、左図)の初形である。 三、軍は征討にあたり図1を携行する。そこから、図1は軍を意味するようになり、また軍が敵軍を追撃することを「追」と字形化する。 「臠」というのは「小さく切った肉塊」のことなので、「大臠」というのはその大き目のものなのであろう。 さて、図1が師の初文であるならば

  • あしがひの如く萌え騰る - Cask Strength

    何か新春らしいネタを一個くらいは、と思っていて、なかなか思いつかなかったので、昨年最後に書いた記事の簡単な補足で春らしさを擬装(?)するという趣向。 どの語も用例文や「補説」とあわせて味読すべきで、一例、「あしかび」(43頁)。ちゃんと「(中世以後「あしがひ」とも)」と指摘するのがミソで、このことに触れる古語辞典はそんなに多くないと思います。しかも、「あしがひ」とよむ実例も忘れずに挙げています。 http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20121230/1356866703 読み返してみると、余りにも言葉足らずで何のことか伝わりにくい文章ですね。 以下が『古語大鑑』の当該箇所。 葦の芽を意味する『古事記』の「葦牙」を「あしかび」と読むのは、用例文にある通り、その直後の神名「うましあしかびひこぢのかみ」によるもので、それはそれでいいのだと思います。 しかし、『古語

    あしがひの如く萌え騰る - Cask Strength
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