来月、選考会が開かれる第150回の芥川賞と直木賞の候補作が20日発表され、このうち芥川賞には、前回も候補になった、いとうせいこうさんをはじめ、オーストラリア在住の主婦や劇作家など、多彩な顔ぶれがそろいました。 芥川賞と直木賞の候補作は、主催する日本文学振興会が発表しました。 それによりますと、芥川賞の候補には、▽いとうせいこうさんの「鼻に挟み撃ち」、▽岩城けいさんの「さようなら、オレンジ」、▽小山田浩子さんの「穴」、▽松波太郎さんの(まつなみ・たろう)「LIFE」、▽山下澄人さんの「コルバトントリ」の、合わせて5作品が選ばれました。 このうち、いとうせいこうさんは、俳優やミュージシャンとして活躍する一方、東日本大震災をテーマにした小説で前回、第149回芥川賞の候補にもなりました。 また、初めて候補になった岩城けいさんはオーストラリア在住の主婦で、ことばの違う国に生きる難しさや希望を描いたデ