欲しかった本を学友が買ってきてくれました!多謝。 詳細に検討したわけではないのですが、90頁という分量で手際よくコンパクトにまとまっているように感じます(なお、書名は「律令」ですが、主に「律」を取り扱っています)。 体裁は参考書そのもので、練習問題([設問])と解答がついているのが楽しい。一例、 皇太子に対して薬を調合するのに処方を誤った。いかなる罪か? 医者は職12に皇帝の薬を調合するのに誤れば絞とある。また、名51に皇太子に対する罪は皇帝から1等を減ずるとあるため、絞から1等を減じ流3000里とする。 監視役の官司は医者から1等を減ずるため、流2500里とする。 なお、故意に処方を誤れば謀反となり、着手しているため結果の如何に関わらず斬。 (53頁。「職」は職制律、「名」は名例律、その後の数字は『唐律疏議』における条文番号) 以前、司法試験のための参考書を法学部の友人から見せてもらった
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