東洋文庫ミュージアム(文京区)に展示されたグルジア語の文。「勉学の基礎は辛いが、その結果は甘い」と記されている。 グルジア語(グルジアご)またはジョージア語(ジョージアご)[2]は、南コーカサスにあるジョージア(グルジア)の公用語である。カルトリ語(ქართული ენა、kartuli ena)とも呼ばれる[3]。 20世紀前半の日本では、ジョルジア語とも呼ばれていた[4][注釈 1]。国の名称と言語の名称は別物ではあるが、2015年に日本政府が国家の外名を変更(ジョージアの国名も参照)して以降は「ジョージア語」という呼称を積極的に使用することもなされている[3][5]。 グルジア語の総話者数は約410万人で、その内、ジョージア国内の母語話者数は多数派民族のカルトヴェリ人を中心に国民の約83%にあたる約390万人である。残りの話者はトルコ、ロシア、イラン、アゼルバイジャン、アルメニア、ア