京都府内の観光客数と観光消費額 2016年に京都府内を訪れた観光客数のうち、京都市内は前年より減った一方、京都市以外の府内では増加して過去最多を更新した。同じ年に観光客数が京都市内で減り、京都市以外で増えたのは初めて。市が「落ち込み幅は大きくなく、観光消費額は増えている」と問題視しない一方、府は「京都市一極集中だった観光客の分散化が始まっており、府全域の観光振興を図るチャンス」と意気込んでいる。 16年の京都市内を訪れた観光客数は5522万人で、前年比2・8%減。一方、同市以外は3219万人で5・1%増だった。 地域別にみると、「森の京都博」が開催され、「京丹波味夢(あじむ)の里」(京丹波町)が通年営業となった南丹地域(前年比15・8%増)や、「竹の径・かぐやの夕べ」などのイベントが注目を集めた乙訓地域(6・7%増)が好調。鎮守府があった舞鶴市を含む4市が日本遺産に指定され、中丹地域(3・