遺跡などを巡る「考古学観光」に関心がある欧米の富裕層を取り込むためには、宿泊施設の整備や専門性が高いガイドによるツアーが必要だとするリポートを政府系の金融機関がまとめました。 誘致できれば、古墳などが点在する関西で新たな観光需要が生まれる可能性があります。 遺跡などを巡る「考古学観光」に対しては欧米の60代の富裕層を中心に関心が高く、一般の観光客より滞在期間が長いうえ、消費額も多い傾向があるとされていますが、政府系金融機関の日本政策投資銀行は、このほど観光客の誘致にあたっての課題などを盛り込んだリポートをまとめました。 この中では、宿泊施設や交通インフラの整備に加え、考古学者のような高い専門性を備えたガイドによるツアー、古墳のように外側からしか見られない遺跡では、デジタル技術を活用して内部を再現する仕組みづくりなどが必要だと指摘しています。 その上で、高松塚古墳やキトラ古墳がある奈良県明日