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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (12)

  • 忘れられた皇軍 : 池田信夫 blog

    2014年09月26日17:35 カテゴリ法/政治 忘れられた皇軍 数十人の(自称)元慰安婦よりはるかに重要なのは、24万2000人が動員されて2万2000人が死亡した朝鮮人の軍人・軍属である。しかし戦後、日に残った彼らは、軍人恩給も障害年金も受けられない。日国籍がないからである。 彼らは多くの訴訟を起こしたが、「日国籍のない元軍人には受給資格がない」としてすべて敗訴した。他方、彼らは韓国でも補償を受けられず、その存在そのものが抹殺されていた(2006年に韓国政府もようやく彼らを「戦争被害者」として認知した)。彼らはこの大島渚のドキュメンタリーで訴えるように、天皇陛下のために戦った皇軍として認知を求めたのだ。 これは彼らが帰化して日国籍を取れば解決するが、そうすると彼らは韓国では生きていけない。日でも、在日のコミュニティから排除されてしまう。日韓国から二重の差別を受けている在

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    ashigaru 2020/02/28
  • 自民党ハト派は「絶滅危惧種」 : 池田信夫 blog

    2015年09月27日10:41 カテゴリ法/政治 自民党ハト派は「絶滅危惧種」 第2次安倍政権は無投票で2期目に入り、最後までつとめると、第1期と合計して7年という佐藤栄作に次ぐ長期政権になる。自民党では吉田茂に始まるハト派と岸信介に代表されるタカ派が「擬似政権交代」を繰り返してきたが、小泉政権のころから後者の力が強まり、今は清和会(細田派)の「一強時代」ともいわれる。 これを自民党の「右傾化」という人が多いが、朝日新聞の星浩氏もいうように、それは間違いである。吉田から宏池会に継承された「軽武装路線」なるものは、最初からごまかしだったのだ。吉田も米軍に国防を「外注」する変則的な体制は暫定的なもので、NATOのような対等な軍事同盟が理想だと考えていた。 鳩山も岸も小選挙区制にして憲法を改正しようとしたが、それを阻止したのは野党だけではなく、党執行部への権限集中を恐れる反主流派だった。そこに

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    ashigaru 2015/09/27
  • 護憲派が国を滅ぼす : 池田信夫 blog

    2014年06月07日18:50 カテゴリ法/政治 護憲派が国を滅ぼす アゴラの書評に細かいことを補足しておこう。明治憲法に統帥権の独立という欠陥があったことは今日ではよく知られているが、当時それを認識していたのは天皇を初めとするごく一部のエリートだけだった。それは意図せざる「バグ」だったのか、それとも意図的な「仕様」だったのだろうか。 それは明治憲法を書いた伊藤博文や井上毅の設計した仕様だった、と坂野潤治氏は書いている。井上は各国の立憲君主制を調査した結果、イギリスのそれは「国王は徒に虚器を擁するのみ」で君主に実権がないと考え、プロイセン型の制度を明治憲法に実装した。 両者は立憲君主制といってもまったく違う制度で、議院内閣制のイギリス型は共和制に近いが、皇帝が大臣や将軍を自由に任免できるプロイセン型は絶対王制に近い。片山杜秀氏の指摘するように、明治憲法はプロイセンよりさらに念の入ったタコ

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    ashigaru 2014/06/08
  • 長期停滞時代の生き方 : 池田信夫 blog

    2014年01月01日13:10 カテゴリ科学/文化 長期停滞時代の生き方 ノア・スミスの記事がちょっとおもしろいのでコメント。日では、金のある人には権力がなく、権力のある人には金がないという(與那覇潤氏のいう)地位の非一貫性がある。これは遅くとも江戸時代に始まるもので、その原因を丸山眞男は徳川幕府の意図的な政策だとしている。『「空気」の構造』122~3ページからから引用しておこう。徳川幕府の地位は不安定だったので、幕府は徹底的な相互監視システムをつくり、農民を土地に縛りつけ、貨幣経済を制限して米で徴税し、鎖国によって海外との交流を断ち切ることによって260年以上の長期にわたる平和を実現した。それを支えた江戸時代の「文治主義」が成功した要因を、丸山は次の5つに分類している(『講義録6』148~9ページ)。兵農分離に基づき、支配身分としての武士を他の三民から隔離した 武士を細分化された階層

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    ashigaru 2014/01/01
    ちょっとおもしろい
  • 中国とヨーロッパはどこで「大分岐」したのか : 池田信夫 blog

    2012年04月05日10:29 カテゴリ 中国とヨーロッパはどこで「大分岐」したのか 従来の経済史では、ヨーロッパのように封建社会が近代社会になるのが典型的な歴史の発展で、中国は専制国家のもとで停滞していたと考えられているが、最近の研究はこうした西洋の自民族中心主義を否定している。18世紀まで市場経済がもっとも発達していたのは中国であり、むしろ後進地域だった西洋が産業革命を実現して中国を逆転する大分岐(great divergence)が起こったのはなぜか、というのが大きなテーマである。 その原因をClarkは出生率に求め、Mokyrは啓蒙思想に求め、Pomeranzは土地(新大陸)と燃料(石炭)の開発に求める。この他にもさまざまな説があり、まだ定説といえるものはないが、書が重視するのは戦争である。世界史の中で近世ヨーロッパの最大の特徴は、それが地域的に分断され、数百年にわたって絶え

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  • iモードの成功と失敗 : 池田信夫 blog

    2011年11月23日10:18 カテゴリIT iモードの成功と失敗 夏野剛氏が、ツイッターで怒っている。インターネット業界からドコモに行き、さんざん苦労して世界でも例のないインターネット型携帯サービスを立ち上げたのに、尊敬する方から否定発言されると言うのは当に悲しい。少なくとも2000年代前半にiPhoneは作れなかった。GoogleAppleもさんざん日を研究して作った。これは孫正義氏の次のコメントに対する反論だ。いわゆるiモードというのはインターネットじゃないんですよ。一般のインターネットがさくさくとブラウジングできるようなものでなく、囲い込まれた特殊な画面サイズの特殊なアプリの世界です。「一般のインターネット」の定義にもよるが、iモードはHTTPとHTMLで普通のブラウザからも見えるので、インターネットに入る。せめて「標準的なHTMLではない」ぐらいだろう。これはiモードので

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  • 小泉純一郎という奇蹟 : 池田信夫 blog

    2011年06月03日17:41 カテゴリ法/政治 小泉純一郎という奇蹟 民主党のドタバタにはあきれるしかないが、きのうアゴラBOOKセミナーで田原総一朗さんに「なぜ日政治はこれほどグダグダになるのか」ときいたら、「かつての自民党は派閥の集金力が求心力になっていた。金を集められる人望のある政治家が派閥の領袖になり、彼が集めた金が政治力の源泉だった。それが90年代以降、日経済に余裕がなくなり、派閥の力が落ちて求心力がなくなった」とのことだった。 自民党にはもともと政策なんかなく、官僚の決めた政策にからむ利権を選挙区に分配するのが政治家の仕事だった。しかし田原さんの言葉でいえば、政治が「利益の分配」から「負担の分配」に変わったとき、こうした集金モデルは機能しなくなった。そのとき金の力に代わって政治を動かすようになったのは、世論を動かす言葉の力だ。しかし戦後の政治には言葉の力で政治家を鍛え

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  • 賠償スキームの謎 : 池田信夫 blog

    2011年05月17日01:46 カテゴリエネルギー 賠償スキームの謎 きのう次期リーダーのナンバーワンに選ばれた河野太郎氏に、BLOGOSチャンネルでインタビューした。最大の話題は、もちろん先週出てきた「賠償スキーム」だ。東電を丸ごと救済して株主を守る一方、債権放棄を求める政府の方針は支離滅裂だが、なぜこんな案が出てきたのだろうか。 Video streaming by Ustream河野氏の見立ては「一般会計からビタ一文も出したくない財務省の仕掛け」だが、私の聞いた話は「(メインバンクの)三井住友の持ち回ったパワーポイントとそっくり」というものだ。初期に三井住友の流した案は、政府の設立する「原発賠償機構」が賠償を立て替え、その請求する賠償金を(今のまま存続する)東電が支払うというものだったが、閣僚会議で決まったスキームでは、賠償を行なうのは東電で、賠償機構はそこに出資するだけだ。 いず

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    ashigaru
    ashigaru 2011/05/21
    陰に三井住友と財務省か、という話
  • 所得を「逆分配」する国 : 池田信夫 blog

    2010年09月10日09:56 カテゴリ経済 所得を「逆分配」する国 ニューズウィークで「日の社会保障で所得はかえって不平等になる」と書いたら、「それは当か」というコメントをもらったので、そのデータを示しておこう。次の表は太田清氏の論文から借りたものだ。 これはOECDの対日経済審査報告のデータを検証したものだが、たとえば全年齢のジニ係数(高いほうが不平等)でみると、日は所得再分配前の「市場所得」では調査対象となった14ヶ国のうち11位と平等なほうから4番目だが、再分配後の「可処分所得」では5位と順位が上がっている。特に労働年齢層の悪化がひどく、再分配によってランクが7つ上がっている。 多くの場合は絶対的なジニ係数や貧困率が上がっているわけではなく、分配前と分配後でほとんど変わっていないだけだ。しかし子供のある家庭では、前の記事でも紹介したように、再分配によって貧困率が上がっている

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  • 日本帝国の申し子 : 池田信夫 blog

    2010年08月10日22:18 カテゴリ法/政治帝国の申し子 日韓併合をめぐる首相談話では、「意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました」という部分が論議を呼んでいる。少なくとも国際法上は、日韓併合条約は大日帝国と大韓帝国の合意のもとに署名・捺印された正式の外交文書である。 この条約が日の圧倒的な軍事的優位のもとに締結されたことは事実だが、当時の韓国では「日韓合邦」を主張する民間団体「一進会」が100万人もの会員を集め、皇帝や首相に合邦を求める請願書を出した。李氏朝鮮が破綻し、多くの餓死者が出ている状況を改革するには、一足先に明治維新を実現した日の援助が必要だったからである。 書は、日の「植民地支配」の実態をハーバード大学コリア研究所長が調査して書いた研究書である。日韓併合された1910年には1300万人だった朝鮮の人口は、

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  • 電子ブック戦争 日本の敗北 : 池田信夫 blog

    2009年11月15日15:40 カテゴリIT 電子ブック戦争 日の敗北 Google Booksをめぐる新しい和解案が提示され、英米圏の以外は除外されることになった。これまでこのプロジェクトに文句をつけてきた日文芸家協会などは喜んでいるだろうが、これによって次の大きな市場と目されている電子ブックで、日が敗北することが確実になった。 今のところトップランナーはアマゾンのKindleだが、日語のを読むことはできない。ソニーは欧米ではSony Readerを販売し、Kindleに負けない台数を出荷しているが、今回の新和解案で決定的に不利になった。ソニーはGoogle Booksと提携してEPUBというオープン規格を採用しているので、日が和解から除外されると、Sony Readerで日を読むことは不可能になるからだ。 英米の出版業界がGoogle Booksに好意的なのは、

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  • 事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blog

    2009年11月12日12:32 カテゴリ法/政治 事業仕分けという人民裁判 きのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。 まず問題なのは、仕分けの対象になったのは概算要求に出ている約3000の国の事業のうち15%足らずの447事業にすぎないということだ。残りの85%は仕分けの対象にならないので、勝負はこの段階でついている。これを選んだのは、実質的には財務省の主計局である。予算書というのは細かい数字の並ぶ膨大な書類で、素人が読んでもわからない。 しかも対象になった事業をみると、大竹文雄氏も指摘するように、期限付きの事業で来年度からやめることが容易なものが多い。こういう事業には恒久的な要員がついていないため廃止しても人件費は減らないので、官公労も

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