「悲しき熱帯」「神話論理」等の著作で知られ、「二十世紀最大の人類学者」と呼ばれるフランスの文化人類学者レヴィ=ストロース(1908~2009)。構造主義という全く新しい方法を使って、未開社会にも文明社会に匹敵するような精緻で合理的な思考が存在することを論証した代表作が「野生の思考」です。しかし、これは単に文化人類学の研究書ではありません。現代人たちが陥っていた西欧文明を絶対視する自文化中心主義を厳しく批判し、「人間の根源的な思考」を明らかにしようとした野心的な著作でもあるのです。「100分de名著」では、この「野生の思考」から現代に通じるメッセージを引き出していきます。 レヴィ=ストロースは、社会学教授として赴任したブラジルで人生を一変させるような出会いをしました。調査で出会ったアマゾン川流域の先住民族たち。そこには、想像もしなかった豊かな世界がありました。友人のヤコブソンに言語学を学ぶ中
香月 「『特集・ワールドEYES(アイ)』です。 けさは、アメリカで深刻化している薬物依存について考えます。」 藤田 「アメリカでは近年、薬物の過剰摂取による死亡者が増加。 アメリカABCによりますと、現在、1日129人が死亡しています。 そのほとんどがヘロインか、処方薬である鎮痛剤の過剰摂取によるということです。 こうした中、オバマ大統領は、先週、アトランタで開かれた薬物問題について話し合う会議に出席し、次のように話しました。」 香月 「薬物依存の問題が特に目立っているのが、北東部のニューハンプシャー州です。 死亡者は2012年から3年でおよそ3倍に増加。 人口130万人のうち10万人に中毒治療が必要とも言われており、2月に行われた大統領選に向けた、候補者選びの予備選でも争点となりました。 まずは、そのニューハンプシャー州でヘロイン中毒に苦しむ若者に密着した、アメリカABCのリポ
明治神宮の鎮守の杜(もり) 100年もの間、立ち入りが禁止されてきた神秘の場所 天才たちによる“永遠の森作り”の大実験 森に秘められたミステリー 初めて生物の大調査が行われた 森は野生の宝庫、東京の最後の秘境 人と森と東京の100年の物語 明治神宮の鎮守の杜(もり) 100年もの間、立ち入りが禁止されてきた神秘の場所 巨大都市・東京にぽっかりと残された緑のミステリーゾーン。それが明治神宮の鎮守の杜(もり)だ。初詣客で賑わう参道とは対照的に、森は神域として立ち入りが禁止され、100年に渡って守られてきた東京の秘境だ。 天才たちによる“永遠の森作り”の大実験 森に秘められたミステリー 実はこの森には世界でも例を見ない秘密が隠されている。それは、“人が作り出した究極の森”ということ。森の始まりは、今から100年前に遡る。明治神宮の創建にあわせて、東京の真ん中に一から人工の森を作ろうという壮大な実
京都・東山の清水寺(きよみずでら)。その門前には、江戸時代から窯元が軒を連ね、そこで作られる焼き物は、清水(きよみず)焼きと呼ばれていました。昭和四十年代、窯から出る煙が問題となり、窯は郊外に引っ越します。その頃から広く京焼の名が使われるようになりました。10軒以上の窯が移転した炭山(すみやま)地区を拠点に活動をしている陶芸家の小峠丹山(ことうげたんざん)さんです。多種多様な焼物を手がけています。金の地に鮮やかな花をあしらった水入れ…。釉薬(ゆうやく)の流れが枯れた風合いの茶わん…。 青がまぶしいツボ、皆小峠さんの京焼です。 小峠 「道具屋さんとかお客さんからいろんなご注文を頂いて作ってきたので、レパートリーが段々広くなってきました。備前やったら備前なりの作風、焼き方があるし、唐津だったら唐津、萩だったら萩、そういうパターンがありますけども、そうではなくて京都の場合は何でもこなして何でも
5年前、自宅の一室で音楽に耳を傾ける吉田秀和さんの姿です。 意外なことに吉田さんの部屋にはオーディオルームや最新式の音楽機器は一切ありませんでした。 吉田秀和さん 「僕はあんまり機械にこだわらないんですよ。 機械は立派なもののほうがいいとは思うけども立派でなきゃいけないとも思わないんだ、僕は。」 吉田さんの音楽評論はその曲や演奏家を全く知らない人たちをも魅了する不思議な力を持っていました。 その源は周囲の意見や流行に流されず独自のことばで音楽を表現したいという情熱だったといいます。 音楽之友社 田中基裕さん 「他人の情報というのは、むしろあまり頼りにしてなくて、みんながいいって言っているものはむしろ逆にどうなんだろうっていうふうに疑問に持つことが多かったですね。 先生自身も、まだ誰も言っていないことを、言おうという気持ちはあったように思います。」 吉田さんの評論にはそれまで誰も思いつかなか
監修 エコール 辻 東京 秋元 慎治 先生 「ハリー・ポッター」に登場するイギリス菓子・ファッジ。ドライフルーツたっぷりのクリスマスカラーのファッジとイギリス人が大好きなチョコファッジ、2種類のレシピを紹介します。 【初回放送】2014年12月19日
【Qどんな番組ですか?】 NHK・BSプレミアムで1月10日から放送されるドラマ「鴨川食堂」で主演を務める忽那汐里さんと、その原作者の柏井壽(かしわい ひさし)さんが、京の食に関わる8つのテーマをもとに、お店や厨房、市場や産地を訪ね、そこに関わる人たちに話を聞きながら、隠されたこだわりを紐解いていきます。また、それぞれのテーマで重要な歴史や文化をVTRとして紹介、さらに、京都局2年目の岩槻里子アナの司会のもとで、京都の老舗料亭「下鴨茶寮」の料理長・明石尚宏(あかし たかひろ)さんを加えてトークを展開。京都ならではの食の魅力を縦横無尽に語りつくします。 【Q番組の見どころは?】 生粋の京都人で京の食に詳しい柏井さんによる、京都人が大切にしている、愛している京の食を見ることができることです。観光客などに人気の“外から見て魅力的な京都の食”だけを見るのではなく、京都に暮らしている京都人の“
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