今回取り上げるのは、日本IBMの「オタクカルチャー・マーケティング」戦略について。以下、最新のデジタルマーケティング情報をいち早く伝えるDIGIDAY[日本版]のこちらの記事より転載します。 「ガンダム」「エヴァンゲリオン」「初音ミク」..。いまやオタクカルチャーは、マーケティング業界で引っ張りだこだ。 「クールジャパン」というキャッチコピーのもと、政府主導で海外に強くアピールされる一方、国内需要も大きなものとなっている。かつては陰日向のサブカルチャーと思われていたアニメ、マンガ、ゲームのキャラクターたちが、現代においては各種小売店舗の陳列棚を賑わしてやまない。 炎上の危険もはらむ諸刃の剣 その反面、このマーケティング手法には、ある種の危険がともなう。「原作レイプ」というネットスラングに象徴されるように、熱心なファンの多くは、お気に入り作品の世界観が壊されることを嫌う傾向があるのだ。201