富士通とウィルコムは2009年5月7日、社外に持ち出したノートパソコンの紛失・盗難対策サービスを発表した。ノートパソコン搭載のPHSモジュールに向けて管理者がコマンドを送信すると、1~2分以内にハードディスクドライブ(HDD)のデータを遠隔消去する。PHSの電波が届く場所ならばどこでもHDD消去が可能となる。09年秋にサービスを開始する。 管理者は富士通が運営する管理サーバーにログインして、HDDデータ消去の命令を実行する。管理サーバーはPHSモジュール内蔵パソコンにデータ消去メッセージを送信する。メッセージを受けたパソコンは自動的に電源を入れ、ハードディスクの消去を実行する(写真)。データ消去が完了すると、結果を管理サーバーに返す。管理サーバーは消去の完了情報、通信するPHS基地局の位置情報を含む結果レポートを利用企業の管理者に送る。 通信機能も含めて富士通がサービスを提供する。富士通が