「歴史的意味を持った総選挙なのに、議長のため最前線に立てず、調子が狂って身の置きどころがありません」 江田五月参院議長が総選挙で出身元の民主党に加勢できず、悶々(もんもん)とした思いをメルマガにつづっている。30年以上の議員歴の大半が野党で、07年の議長就任後も集会のあいさつでは政権交代に意欲をみせるなど、中立を旨とする立場ながら関心は人一倍だ。 居ても立ってもいられないようで、地元岡山では「県内の選挙事務所や連絡所を回り、お手伝いできないおわびの行脚」が続く。日曜だった23日午後には「自宅でデスクワークと若干の庭仕事」だったそうで、「外を何台かの選挙カーが走っていきました」と寂しさをにじませた。