自民党県連は16日、次期参院選徳島選挙区候補に選んでいたシドニー五輪競泳銅メダリストの新人、源純夏氏(30)=徳島市八万町=が立候補辞退を申し出たことを受け、今後の対応を協議した。県連の擁立から党本部の公認まで時間がかかったことが主な原因。関係者によると源氏の意思は固く、辞退が正式に決まった場合、公認候補者の選考は振り出しに戻ることになる。 県連や関係者によると、辞退申し入れは14日。他県の候補予定者への公認が決まる状況で、不安を募らせたという。源氏は毎日新聞の取材に「本格始動できず宙に浮いた状況が続いた。自分が候補としてふさわしいのか悩んだ」と話している。 源氏の申し出を受け、15日には党本部の河村建夫・選挙対策局長代理が急きょ来県。近く公認予定であることを直接説明し、説得を試みた。16日にも電話で翻意を促している。 源氏は県連の公募で選ばれ、1日に党本部へ公認申請された。公認から漏れた