イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃が続く中、イスラエル軍の兵士がLGBTQの象徴であるレインボーフラッグを掲げた写真が注目された。LGBTQを支援する姿勢を打ち出すイスラエルのイメージ戦略である「ピンクウォッシュ」をひもとく。<国際部 内山瑞貴> 性の多様性を尊重する「プライド月間」の今月、ぜひ知ってもらいたい言葉の一つが「ピンクウォッシュ」だ。 ピンクウォッシュとは、国の政策や企業の商品などにおいて、人権侵害などの不都合な事柄を覆い隠すため、LGBTQを支援する姿勢を打ち出して、良い印象を与えようとするイメージ戦略のことだ。 「ウォッシュ」とは表面を取り繕う、上辺だけ、という意味で用いられる言葉で、そこに主に欧米で同性愛者のシンボルカラーとされる「ピンク」を合体させて「ピンクウォッシュ」と呼ばれるようになった。 実は、ウォッシュは他にもある。たとえば企業が「エコ」「天然由来
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