仙谷由人官房長官は14日午前、首相官邸で開かれた口蹄疫(こうていえき)対策本部の会合で、宮崎県内で感染が確認されたり、感染の疑いのある牛や豚(感畜・疑似感畜)について、20日までに処分を終えるめどが立ったと報告した。内閣官房によると、感畜と疑似感畜計20万頭のうち、これまで約17万頭を処分したが、3万頭は処分の見通しが立っていなかった。 菅直人首相は対策本部で「九州全土に広がるか広がらないかの瀬戸際だ。どーんと人を派遣したい」と述べ、防疫や牛・豚の埋却処分に携わる警察官や自衛隊員の増派を検討する考えを表明。その上で、感染拡大防止を第一に全力で取り組み、経営再建にも国が責任を持って支援する▽国、県、市町が役割分担し作業を進める--ことを指示。現地には、既に警察官、自衛隊員がそれぞれ約300人規模で派遣されている。【青木純】
私は、鳩山辞任が決まったばかりの6月4日の時点で、『週刊朝日』の求めに応じて、普天間問題に焦点を合わせた以下のような原稿を書き、8日発売の同誌に掲載された。ややout of dateだが、同誌を買い損ねた読者のためにここに再録する。 その後、鳩山周辺から漏れ伝わるところでは、鳩山の気持ちの中では普天間問題は(苦悩はしたけれども)それで辞任しなければならない事柄とはほとんど思っておらず、政治とカネの問題を綺麗さっぱりクリアして参院選を迎えたいという思いのほうが「8割を占めていた」とのことである。それが本当なら、普天間の挫折に焦点を当てた本稿はやや的外れということになるが、しかしこの問題が一層難しい形で菅政権にのしかかってくることは間違いない。 菅とて妙策があるわけではないだろうが、仙谷官房長官がインタビューに対して次のように語っているのは、鳩山の行き詰まりを正しい方向でリセットしようとしてい
北海道教職員組合(北教組)による民主党の小林千代美衆院議員=北海道5区=陣営への不正資金提供事件や陣営元幹部の選挙違反事件をめぐり、小林氏は14日、北海道千歳市内のホテルで記者会見し、「私自身も監督責任という立場からその責めを負わねばならない」として、国会閉会日に議員辞職する意向を明らかにした。 会見の冒頭で、小林氏は「政治とカネの問題を生じさせ、政治不信を招いてしまったことを国民の皆様におわび申し上げます」と謝罪。献金の授受については「知らなかった」と述べた。 辞職時期を国会閉会後としたことについては、「議員としての職責を今国会中は果たしたいという一心で私自身が決めた」と説明。その一方で、「多くの方の付託に最後まで応えることができず申し訳ない。先のことは正直、考えられない」と悔しさをにじませた。 小林氏陣営に資金を提供し、政治資金規正法違反罪に問われた北教組委員長代理の判決公判が会見直前
谷垣総裁に集中砲火=参院選「40議席台」発言−自民 谷垣総裁に集中砲火=参院選「40議席台」発言−自民 自民党の谷垣禎一総裁が参院選で40議席台を目指すと語ったことが11日、党内から集中砲火を浴びた。改選38議席をわずかに上回る低い目標設定だったためで、谷垣氏は「言葉が足りなかった。あえて言うなら全員当選を目指す」と釈明に追われた。 「菅直人首相が50議席と言っているのに何事だ。総裁は第一党を目指すと言わなければならない」。11日の政権政策委員会で金田勝年衆院議員がまくし立てると、「そうだ」との声が相次いだ。その後に開かれた総務会でも「目標が低すぎる」との不満が上がった。 谷垣氏は10日のテレビ番組の収録で、参院選の目標について「40議席台には持っていきたい」と発言。40議席では非改選の34議席と合わせても、過半数の122議席には遠く及ばず、「(参院選に)政治生命を懸ける」と大見えを切
民主党は13日、枝野幸男幹事長と細野豪志幹事長代理を支える14人の副幹事長を内定した。小沢一郎前幹事長の辞任に伴い、樋高剛、佐藤公治、青木愛各氏ら小沢氏側近の5人は退任。代わりに菅直人首相に近い議員や非小沢氏系のグループから起用され、「脱小沢」が鮮明となった。 新任では首相側近で知られる寺田学、本多平直両氏が就任。寺田氏は首相補佐官も兼ね、首相官邸と党幹事長室のパイプ役を担う。また、野田佳彦財務相に近い手塚仁雄氏も起用された。 新体制では小沢氏時代に幹事長室に一元化した陳情方式を改め、復活する党政策調査会も窓口とする。また、「利益誘導」と批判された予算の個所付けを公表前に党組織に伝える手法は廃止する。 その他、副幹事長に内定した衆参議員は次の通り(敬称略)。奥田建、菊田真紀子、岡本充功、田名部匡代、糸川正晃、松浦大悟、吉川沙織=以上新任▽今野東、吉田治、辻恵、山根隆治=以上再任
7月11日投票予定の参院選について、産経新聞社は13日、世論調査結果に総支局取材を加味して情勢を分析した。この結果、菅直人内閣発足で勢いを取り戻した民主党が単独過半数に迫る勢いであることが分かった。内閣支持率が低迷していた鳩山由紀夫前首相の退陣により、改選数1の「1人区」で復調。比例代表や「2人区」でも支持を広げている。民主党が今後、この勢いを維持できるかどうかが焦点だ。 参院選には13日現在で、選挙区、比例代表合わせて409人が立候補を予定している。選挙区は239人、比例代表170人。前回平成19年の参院選には377人が立候補したが、すでにこれを超え、最終的には小政党乱立で420人程度まで増えそうだ。 民主党は鳩山政権下では苦戦が予想されていた「1人区」の多くで支持を回復している。「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設問題の影響で低落した政党支持率が、菅首相への交代で一気に3割台にV
参院沖縄の独自候補断念=民主県連 参院沖縄の独自候補断念=民主県連 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員は13日深夜、那覇市内で記者会見し、参院選沖縄選挙区(改選数1)での党独自の公認候補擁立を断念したと発表した。14日にも党本部に伝えるとしている。 県連側は理由について、県連が模索した候補者を「党本部が容認しなかった」と説明した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設方針を決めた民主党政権への批判を踏まえ、党本部が、当初目指した独自候補擁立に一転して慎重姿勢を示したとみられる。 沖縄では、社民党が既に、同飛行場の県外・国外移設を主張する無所属で新人の山城博治氏の推薦を決定。民主党県連は、山城氏を推薦・支持するかどうかについて、党本部と協議する方針だ。(2010/06/14-01:45)
議席伸ばしてほしい政党 参院選に向けて朝日新聞社が12、13の両日実施した全国世論調査(電話)によると、参院比例区の投票先は民主43%、自民14%と民主が圧倒した。民主は前回調査(8、9日)の39%からさらに伸ばした。消費税引き上げの賛否を聞いたところ、賛成が49%で反対の44%を上回った。内閣支持率は59%(前回60%)、不支持率は23%(同20%)。 投票先は「いま投票するとしたら」として聞いた。民主の43%は、昨夏の衆院選前の連続調査で記録した最高値42%に匹敵する。 参院選で「議席を伸ばしてほしい政党」でも、民主が40%で自民17%、みんな7%を大きく引き離した。 消費税引き上げについて、民主支持層は全体と同じ傾向の賛成51%、反対43%。自民支持層は賛成が64%と特に多く、反対は33%。無党派層は44%対46%と相半ばする。 菅直人首相への期待度を聞くと、「大いに」17
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