自民党は9日、臨時総務会を開き、副総裁に大島理森前幹事長(64)、幹事長に石原伸晃元国土交通相(53)、総務会長に小池百合子元防衛相(58)を充て、石破茂政調会長(53)を再任する新たな執行部人事を了承した。国対委員長には逢沢一郎元衆院議院運営委員長(56)が就任した。党三役は全員50代で、女性の起用は小池氏が初めて。来年4月の統一地方選や次期衆院選をにらみ、知名度や発信力を重視した布陣になった。 谷垣禎一総裁(65)は記者会見で民主党政権への対応について「戦うべきところは戦うが、国民生活のために協力すべきところは協力する」と述べ、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」には是々非々の姿勢で臨む考えを表明。「このメンバーで必ず(次期)衆院選に勝利する」と強調し、政権奪還を目指す考えを示した。 三役に就任した石原、石破、小池3氏は08年総裁選にそろって立候補し、参院選では選対本部長代理として全国を