仙台市の梅原克彦市長は28日の定例記者会見で、仙台市長選で初当選した前副市長の奥山恵美子氏について、「教育長、副市長として市の仕事をしたが、これまでの仕事のやり方では市のトップとしての資質に大いに疑問がある」と語った。 梅原市長は再選出馬を断念した後、「(市長選に立候補して落選した)前副市長の岩崎恵美子氏が最も市長にふさわしい」とコメントしていた。 梅原市長は会見で、2005年の前回市長選で政党や市議から支援を受けたが、当選後は支援者の個別の要望に応じなかったと潔癖性を強調。「市長は市役所の利益を代弁する存在ではない。奥山氏が一部の市役所OBの牛耳る市役所ファミリーのかいらいとならないことを切に望む」と述べた。 自分の市政運営にも触れ、「仕事、政策に関してかなりの成果を上げたと自負している。残念ながら、そのことが市民に理解されていない」と不満を漏らした。市幹部の一人は梅原市長の発言を
仙台市長選は26日投開票され、前副市長の奥山恵美子氏(58)が、前副市長の岩崎恵美子氏(65)ら5氏を破り、初当選した。政令指定市では初の女性市長となる。投票率は44.72%(前回43.67%)だった。 現職はタクシー券の不適正使用問題で市議会から批判を浴びて再選に向けた立候補をあきらめ、新顔が乱立しての争いとなった。現職のワンマン的な政治手法への反発から3月に副市長を辞職した奥山氏は、民主党県連から支援されたほか、自民、公明、社民の会派も含み市議会の過半を占める市議35人の支持を受け、組織票を固めた。 医師でもある岩崎氏は、副市長時代に取り組んだ新型インフルエンザ対策で、国の政策とは異なり患者を原則、地域の診療所で診る方式を提唱し注目を集めた。現職の出馬断念を受けて政策の継承などを訴えて立候補。しかし表明が告示6日前となり、出遅れによる準備不足が響いた。
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投開票)に向け、仙台市副市長の岩崎恵美子氏(65)が6日、無所属での出馬を表明した。岩崎氏は感染症対策の専門家で、元厚生労働省仙台検疫所長。新型インフルエンザの軽症患者を地域の診療所が診察する「仙台方式」を国に先駆けて整備してきた。医師であることを強調するため、選挙管理委員会への届け出名を「ドクターいわさき」にする考えを示した。 同市長選には岩崎氏を含め、新人5人が出馬表明。今年3月に現職との路線対立を理由に副市長を辞任した奥山恵美子氏(58)もおり、岩崎氏は現職を支え続けた点で「私は奥山さんとは違う」と強調。「副市長」や「恵美子」と肩書や名前が重なる点を考慮し、「混乱を避けるためにも『ドクターいわさき』で届け出たい」と述べた。同市長選にはほかに、市議の渡辺博氏(59)▽前市議の柳橋邦彦氏(68)▽障害者雇用企業経営の佐藤崇弘氏(29)が立候補
仙台市長選への立候補を秋葉賢也衆院議員が見送ったことで、宮城2区のコスタリカ方式の存廃問題が、自民党立候補予定者などの間で再度浮上している。秋葉氏は従来通り、比例名簿の上位登載を党本部に求めているが、他の立候補予定者や党県連幹部の間からは「今更……」と不満や困惑の声も聞こえている。(守真弓、箕田拓太) 「比例ブロックからの立候補なので厳しい状況だが、勝ち抜いて、立法府の一員として頑張りたい」 秋葉氏は19日、朝日新聞の取材に対し、比例名簿に自身が上位登載されるのか、不安をのぞかせた。 自民党は昨秋、コスタリカ方式の原則廃止を打ち出している。小選挙区から比例に回る候補が、比例名簿の上位で優遇されると支持基盤の弱体化を招くというのが理由だ。 前回の衆院選では、2区に立つはずだった中野正志氏が、党本部の意向を受けて比例に回った。一方、直前の補選で当選したばかりの秋葉氏は、引き続き
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