国土交通省北海道開発局は7日、平取(びらとり)ダム(北海道)の本体関連工事の業者決定を延期すると発表した。1日から入札を実施したが、前原誠司国交相が掲げるダム事業の見直し方針を受け、国交省が「待った」をかけた。 今回の入札は本体着工を前提とした準備工事。電子入札で1日と2日に応札を受け付けた。北海道開発局の担当者は「この時点では本体工事にはあたらず、入札を実施しても問題はないと判断した」と説明する。 しかし、国交省では来年度の概算要求の見直しの中で国直轄の全ダムの必要性を精査しており、6日になって同省河川局から「慎重な取り扱いを」との要請があったという。前原国交相は今後のダムの見直しについて、「本体工事に着工しているかどうかが一つの判断基準になる」との考えを示している。今回は前原国交相や副大臣らから直接、指示があったわけではないが、新政権の意向をくんだ河川局が、総選挙直後に八ツ場(やん
民主党の松木謙公衆院議員(50、北海道12区)の親族企業7社の役員や社員ら計27人が08年、松木氏の二つの政治団体に計約1億1千万円の個人献金をしていたことが分かった。同じ日付で同額の一斉献金があるなど、組織的に行った疑いがあるうえ、献金総額は、7社での企業献金上限額の2倍以上に上る。事実上、政治資金規正法が定める量的制限を免れる形となっていた。 松木氏は、民主党の小沢一郎幹事長に近い議員グループ「一新会」の事務局長代行。松木氏は朝日新聞の取材に対し、組織的な献金を否定している。 この親族企業は、松木氏の父が社長、松木氏が副社長をそれぞれ務め、建設や教育関係の専門紙を発行する「北海道通信社」を中心とする7社で、札幌市が拠点。個人献金を受けていたのは、松木氏が代表の政党支部「民主党北海道第12区総支部」(北見市)と資金管理団体「新世紀研究会」(札幌市)。 公表された08年分の2団体の政
北海道警は2日、衆院北海道8区に無所属で立候補し、落選した佐藤健治容疑者(52)が、票のとりまとめの見返りに現金を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。道警は先月、佐藤容疑者派の幹部ら7人を同容疑で逮捕し、本人についても捜査していた。 道警によると、佐藤容疑者は7月下旬〜8月下旬、同容疑者の後援会事務所の出納責任者の山本和生容疑者(32)=函館市深堀町、同容疑で逮捕=と共謀し、35〜59歳の男6人に選挙運動の見返りとして計約200万円を渡した疑いが持たれている。この6人も報酬を受け取った容疑で逮捕されている。 佐藤容疑者は、この6人について「後援会事務所の職員で月々の給与の支払いは当然。買収にはあたらない」と主張していた。 佐藤容疑者はNTT社員などを経たあと、03、05年の衆院選で道8区から自民党公認で出馬したが落選。今回の選挙では自民党の公認を得られず無所属で出馬
JR北海道の中島尚俊社長は9日の記者会見で、政権交代が北海道新幹線の札幌延伸に及ぼす影響について、「民主党の中に昨年、新幹線を推進する議員連盟ができている。早期実現に向けて理解いただければと思う」と期待感を表明した。 民主党は昨年10月に出した北海道重点政策で「財政負担のあり方、並行在来線の活用などについて、道民参加のもとで検討を進める」と慎重な姿勢を示している。中島社長は「過去に開業した新幹線は当初の見込んだ効果以上の効果が出ている。(民主党の議員にも)きちんと理解してもらえると思う」と語った。 一方、「高速道路の無料化」はJRの旅客を奪いかねない。中島社長は「世界全体が低炭素社会に向かっているのに逆行するような施策」と批判した。【鈴木勝一】
鈴木宗氏が民主会派入りへ=衆院 鈴木宗氏が民主会派入りへ=衆院 衆院選で北海道比例代表ブロックから当選した新党大地の鈴木宗男代表は1日、民主党の会派に入ることを決め、同党幹部に伝えた。 衆院選で新党大地は北海道比例で民主党の協力を得る代わりに、道内の小選挙区で同党候補を支援した。鈴木氏は、衆院解散前は国民新党の会派に所属していた。 (2009/09/01-20:54) 関連ニュース 【アクセスランキング】今、1番の注目記事と写真は 【時事ドットコム動画】最新の話題や展示会、水着ショーなど盛りだくさん 【写真ニュース】握手する鳩山、亀井両代表 【総選挙特集】開票結果 「鳩山首相」、16日に指名=特別国会召集で自民と合意 入所者に代わり勝手に投票=ホーム施設長ら3人逮捕
■自民、選挙区全敗も ■比例、自民2議席か 道内でも民主党が歴史的大勝の勢い――。朝日新聞社が実施した電話調査と取材による情報を加味して、総選挙の選挙戦中盤の情勢を探ったところ、道内でも衆院の勢力図が大きく塗り替えられる可能性が出てきた。 調査に対して投票態度を明らかにした人で見ると、道内の12小選挙区と比例ブロック(定数8)を合わせた20議席のうち、民主党が8割にあたる16議席をうかがう勢い。対する自民党は、小選挙区で全敗する可能性もある。比例ブロックでも小選挙区比例代表並立制となった96年以降最低の2議席にとどまりそうだ。 ただ、調査時点では小選挙区で3割程度、比例ブロックで2割強の有権者が投票態度を明らかにしておらず、終盤にかけて情勢が大きく変わる可能性もある。 民主党は、ほとんどの選挙区で有利な戦いを展開している。民主支持層を押さえ、無党派層の5割程度を取り込ん
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