7月の参院選福島選挙区(改選数2)で、たちあがれ日本から立候補を予定していた新人の元自民党県議、白石卓三氏(58)は16日、出馬を取りやめると党本部に伝えた。理由は健康上の不安としている。同党は白石氏の公認を取り消した。 白石氏は先月19日に同党の公認を受け、立候補を表明。地元の塙町など県南部を中心に、県議時代からの支援者に協力を要請していた。しかし、自民党の除名処分を受けたこともあり、支援者離れや選挙態勢作りの遅れが指摘されていた。 同選挙区は▽民主現職、増子輝彦氏(62)▽同新人、岡部光規氏(41)▽自民現職、岩城光英氏(60)▽共産新人、岩渕友氏(33)▽みんなの党新人、菅本和雅氏(42)--の5氏による争いが濃厚になった。【関雄輔】