今年4月に発生した旅客船セウォル号沈没事故は、韓国社会の“膿(う)み”を次々と浮き彫りにさせた。とくに、捜査や救助にあたった公の機関の杜撰(ずさん)さは目を覆うばかりだ。ことあるごとに担当者が“更迭”され、韓国メディアも「良識ある公職者」の不在を嘆く。当たり前だが、良識がなければ、社会の見直しなど進むはずもないし、安全軽視も改善されることはない。良識が…見当たらない 中央日報(電子版)によると、今年8月7日、セウォル号沈没事故が発生した現場から約10キロの海域で、漁船と貨物船の衝突事故が起きた。付近をコントロールする海上交通センターが漁船の管制をできなかったことが原因だという。 同センターを含む海洋警察は、セウォル号事故でも管制のありようや救助などをめぐる不備を問われ、解体されることが決まった。事故の責任を押しつけられた格好だが、海洋警察はその後、あらゆる場面で“無気力”な状態が続いている
![【外電west】「現場に押しつける責任者たち」韓国メディアも嘆く「この国には公職者の良識持つ人物がいない」(1/3ページ) - MSN産経west](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2486b136988720eb88257c44fc2dad0f9755e7ff/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fsns%2Fmsnsankeiwest.jpg)