むかしむかしのお話。 某記者が若いころ、事件取材でおっかなびっくり、反社会的勢力(当時こんな用語はなかった)の親分さんに取材に行った。 本題もそこそこに話が組織のあれこれに及ぶと(要するに敵対する暴力団や身内の悪口)、ちんぷんかんぷん。すっかり気分を害した親分さんに「何にも知らんガキやなぁ。アサヒでも読んで勉強してこい」と追い返された。 「その筋でも朝日新聞が読まれているのか」とうなだれて社に帰ったが、先輩から「それは『アサヒ芸能』のこっちゃ」と笑われたとか。 産経抄でも書いていたが、その「アサ芸」(21日発売号)が、「『北朝鮮スパイ』リストに『文科省調査官』」という驚くべきスクープを放った。記事によると、韓国留学中に北朝鮮工作員にスカウトされた日本の学者が、あろうことか教科書検定の要である文科省教科書調査官に任命された。 彼が、「従軍慰安婦」という誤った用語を中学校教科書に復活させ、左翼
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