共産党が設置した、政界と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関わりを追及するチームの初会合であいさつする小池書記局長=7月21日午後、国会安倍晋三元首相が7月8日、山上徹也容疑者によって銃撃され死亡した事件をきっかけに政治と宗教の関係に関心が集まっている。母親が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に入信し家庭が崩壊したことに対する恨みが動機になって、旧統一教会に近いと見えた安倍氏を狙ったとの趣旨の供述を山上容疑者がしているからだ。 野党は政治と宗教の関係への関心の高まりを政府と自民党を叩く好機ととらえているようだ。日本共産党は7月21日、旧統一教会(日本共産党の表記では統一協会)と政治との関わりなどを調べる「問題追及チーム」を立ち上げた。立憲民主党は25日、旧統一教会をめぐる「被害対策本部」の初会合を国会内で開いた。 宗教団体に限らず、政党、企業、労働組合、学校、NPO(民間非営利団体)など