(写真)21日、ソウルの日本大使館前で開かれた集会で日本政府に謝罪と真相究明を求める元「慰安婦」と支援者(中村圭吾撮影) 【ソウル=中村圭吾】「慰安婦」問題で強制性はなかったとする安倍首相発言や、「証拠がない」とする政府答弁書の閣議決定に対し、韓国で抗議が広がっています。韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会、韓国女性団体連合など四十五の市民団体は二十一日、ソウルの日本大使館前で集会を開きました。 集会には、米議会の公聴会で証言した李容洙さんら八人の元「慰安婦」も参加。李さんは「証拠がないというが、私が生きた証人だ。強制的に連れていかれた歴史の象徴だ。どうしてそんな妄言を言えるのか」と涙ながらに語りました。 参加者らは「安倍首相はハルモニ(おばあさん)たちに公式に謝罪しろ」と訴えました。 「韓国にはキーセン・ハウスがあって…」 安倍発言 怒り呼ぶ 「慰安婦」を「キーセン(妓生)ハウス」になぞ