拙稿「国立女性教育会館(NWEC)の事業仕分けに見る、《箱モノ設置主義》に席巻されてきた男女共同参画政策の限界」という記事がシノドスジャーナル63号(11月1日発行)に掲載されました。 昨年の今ごろ、国立女性教育会館(NWEC)の事業仕分けで注目された同館を10月に訪ねた。あの仕分け結果は撤回され、今年度予算からほぼ全額(6億2000万のところを5億9000万円)が支出されていた。しかも、11月15日から2月末まで3ヶ月半も全館閉館して、大改修工事を行うというのだ。昨年の今ごろは、「大幅に削減すべき」という事業仕分けが出されていたが、その一方では大改修工事のために15億8900万もの特別予算が下りていた事実もあった(平成21年7月-23年3月。平成21事業年度財務諸表の資料を参照しました)。 いったい、あの事業仕分けはなんだったんだ?!と思ったのが発端でした。 それに平成21事業年度財務諸