野田内閣が発足して1週間が過ぎた。野田佳彦首相(54)は「適材適所」というが、北朝鮮による日本人拉致事件の被害者家族らはどう思っているのか。拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親、横田滋さん(78)、早紀江さん(75)夫妻と、拉致議連副会長である自民党の山谷えり子参院議員(60)が10日、ラジオ日本「ラジオ時事対談」(毎週土曜午前1時~)に出演し、思いを語った。 この日の話題はまず、拉致問題担当相に任命された山岡賢次氏(68)について。一昨年の政権交代以来、2年間で5人目の担当大臣となる。 山谷氏は「今まで、山岡氏が拉致問題で発言された記憶がない。拉致議連のアンケートにも答えていない。民主党幹事長に『日教組のドン』輿石東氏(75)を起用したのも疑問。日教組は『子供に拉致事件を教えるな』と言っていた。こうした布陣を見ると、野田内閣は泥の中に潜って、何もしないのではと思えてく