東京都の石原慎太郎知事は今月5日、報道各社の合同インタビューに応じ、国への思いや都政上の課題について、率直に語った。話は歴史観や世界を取り巻く情勢についても及んだ。2回にわたって紹介する。東京と日本、世界をめぐる情勢 --今年、優先的に取り組みたい施策は 「そんなものはとりたててないね(笑)。ただ、今年は本当にやっかいな年になる。世界全体が鳴動するね。まず、昨年の南アフリカ・ダーバンのCOP会議のざまはなんですか。時間を延長して決めたのは、重病人を手当てしないで見送ろうという話。CO2を多量に排出しているアメリカやシナのゴネ得。4年後に新しいルール作って、それを5年先に実行しようというが、それまでの9年間はどうなるの」 「いま、北極海の氷だけではなく、全体の氷が溶けて海の量が増えている。それだけ蒸発するから、豪雨にも豪雪にもなる。これらは異常気象ではなく、正常気象なんです」 「それから、か
「歴史的に見れば、東海(East Sea)を日本海(Sea of Japan)と併記するのは当然だ。議員らが制止すれば理由を尋ね、補完をしてまた法案を出す。自分の任期の4年間はずっと」。 米バージニア州の州上院議員デイブ・マースデン氏。彼の表情からは確信が感じられた。取材のために来た記者という身分でなかったとすれば、すぐにでも抱きしめたかった。一言一言が有難かった。 マースデン氏は11日、公立教科書に東海と日本海を併記しようという内容の法案を州議会に出した。16日の常任委では真価を表した。彼はこの日、同僚議員に日帝強制併合の歴史を一つひとつ説明した後、「教室で教える歴史は正確でなければならない」と声を高めた。膨大な資料まで突きつけるマースデン氏の論理に反論する議員はいなかった。法案は常任委を全会一致で通過し、上院全体会議の審議を控えている。法案が上・下院を通過すれば、バージニア州すべての教
日本人の韓国旅行で男女の比率が逆転したのはいつだっただろうか。統計を調べると、女性が男性を上回ったのは2008年からだ。韓流ドラマの人気などで女性の観光客が急増した結果である。 しかし昔は韓国旅行というと“男性天国”などといって男中心だった。その結果、笑えない悲劇的エピソードもあった。 たとえば1980年代にあったホテル火災で日本人男性客が亡くなった。しかし連絡を受けた留守宅の奥さんは「主人は九州に出張といって出かけた。韓国に行っているはずはないのですが…」というのだった。 昔は日本人男性のこんな“お忍び韓国旅行”が結構、盛んだった。それが今や観光では女性の方が圧倒的に多いのだ。ソウルの繁華街では日本女性の姿がたいそう目立つ。 まだ女性客が少なかったころ筆者はソウル発でこんなコラム記事を書いた。「韓国での日本イメージ改善のためにもっと日本女性に来てほしい」と。 韓国では昔から反日ドラマに登
衆院の「一票の格差」是正に向け、民主党が比例代表定数を80議席削減する代わり、中小政党に有利となる小選挙区比例代表連用制の導入を検討していることを受け、産経新聞は、郵政解散に伴う平成17年の衆院選と、政権交代を実現した21年の衆院選について連用制を導入した場合のシミュレーションを行った。いずれも選挙区で勝利した第1党は議席を激減させ、公明、共産などは大幅増となることが判明。連用制を導入すれば連立政権が常態化し、政局がますます流動化することが裏付けられた。 (小田博士) 産経新聞では、過去2回の衆院選について(1)現行の比例代表並立制のまま比例定数を180議席から100議席に80議席削減(2)比例定数を100議席とした上で連用制を導入-の2パターンで各党の獲得議席数を試算した。小選挙区は300選挙区のままとした。 民主党が圧勝した21年の衆院選を元にした試算では、単純に比例定数を80削減した
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