東京都築地市場(中央区)の移転予定地、東京ガス工場跡地(江東区豊洲)の土壌汚染対策工事を受注した建設会社15社中、13社に都OBが天下りしていたことが26日、本紙の取材で明らかになりました。 築地移転予定地 都総務局が公表した「都幹部の再就職状況」によると、2010年3月~11年7月に退職した部課長9人が工事を受注した清水建設、大成建設、大林組、東急建設など7社に天下りしていました。(表) さらに都の各種OB名簿(08年以降発行)などから清水、大成、鹿島、大林、戸田建設、熊谷組、東洋建設、鴻池組、銭高組、東亜建設工業、西松建設、飛島建設に都局長、部課長OBら計40人が在籍していたことが判明しました。 都総務局は10年9月に「都庁人材バンク」をつくり、09年8月以降に民間企業に再就職した都幹部を公表しています。しかし、「それ以前は各局の人事担当が対処してきたので、実態を把握していない」(同局