オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の音楽監督を務める井上道義氏が北朝鮮を訪問している問題で、自民党石川県連は7日の役員会で、近くOEKから事情を聞くことを決めた。 紐野義昭幹事長によると、6日にOEKから「説明に上がりたい」との申し出があったという。OEKは井上氏の帰国後に事情を聞き、役員会で報告する。役員会では、「人それぞれに考えがある」などと井上氏を擁護した谷本知事の発言について「安易だ」とする意見や、「(訪朝は)許されることではない」という発言もあったという。 7日の県議会一般質問で、自民は、OEKを運営する「県音楽文化振興事業団」の理事長を務める谷本知事を追及した。 中村勲議員は「この時期に訪朝するのは、社会の常識から逸脱した異常な行動だ」などと県の見解を問い、西口寿一・県民文化局長は「北朝鮮に対する国際的な批判が高まる中、たとえ一個人の立場であったとしても、慎重な行動を取っ