参院自民党は24日、参院選で初当選した太田房江元大阪府知事や外食産業大手「ワタミ」の渡辺美樹元会長ら新人28人を国会内に集め、議員の「心構え」をレクチャーした。与党が圧勝しただけに、中曽根弘文参院議員会長は「暑い中、引き続きお世話になった方々にあいさつに回るように」と述べ、当選に浮かれないようクギを刺した。 説明会のあいさつで、中曽根氏は「野党に魅力がなかったから自民党に投票したという声もある。経済の再生や外交の立て直しなど、気を引き締めて取り組もう」と呼び掛けた。 執行部は議員会館の部屋の割り振りなどを事細かに説明。国会開会中、毎朝開かれる参院国会対策委員会連絡会に「5分前に来るように」とも求めた。自民党の当選者65人のうち新人は半数以上の37人。「教育は派閥に頼らざるを得ない」(自民党幹部)との声も。