横浜市で自転車のサドルを盗んだとして窃盗容疑で神奈川県警に逮捕され、起訴猶予処分となった横浜市の男性(36)が、一方的に供述内容をゆがめて警察に発表され報道されたことで名誉を傷つけられたとして13日、県と報道機関6社に計1980万円の損害賠償を求め、横浜地裁に提訴した。 訴状によると、県警は男性に精神障害があることを隠し、異常性癖者であるかのように事件を発表したと主張。テレビ局やスポーツ紙は警察発表を検証しなかったとし「面白おかしく報道され、社会的評価が著しく低下した」としている。 原告代理人の弁護士によると、男性は昨年8月、自転車のサドル3個を盗んだとして逮捕された。別のサドルも盗んだ疑いで再逮捕されたが、横浜地検は最終的に起訴猶予処分とした。神奈川県警は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。
韓国の旅客船事故は、発生からまもなく1カ月を迎えようとしているが、依然として船体は多くの不明者とともに海中に沈んだままだ。 修学旅行の高校生らの多くを船中に残したまま真っ先に逃げた船長らに非難が集まったのは当然だろう。朴槿恵大統領は「殺人に等しい」とまで断じた。 事故発生のころ、国内では埼玉県の公立高校の入学式を、新入生クラス担任の女性教師がわが子の入学式出席のために欠席したというニュースがあった。教師の行動への賛否は拮抗(きっこう)した。 多くの乗客が亡くなり、すでに逮捕されている船長と、入学式を欠席しただけの教師を同一に論じるわけにはいかない。だが、自らと乗客の命、わが子と教え子の入学式、これはやはり同根の、同じ延長線上の選択であると思えてならないのだ。 生死を分かつ究極の選択であればこそ、自らの命を選んだ船長の行動にも同情があるかといえば、韓国でも日本でも全く聞かない。「子供にとって
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は慰安婦制度に関する発言から丸1年を迎えた13日、同市役所で記者団に「(発言を契機に)慰安婦問題や河野洋平官房長官談話について国民の皆さんに少しでも認識を持ってもらえたのであれば、政治家としては非常に良かった」と振り返った。 橋下氏は「歴史問題は外交戦争に使われることもある。不当な侮辱を受けた場合に抗議するのは当たり前だ」と重ねて発言の正当性を強調。「発言で失ったものはあるか」との問いには「何もない」と答えた。 橋下氏は昨年5月13日、「当時は必要だった。なぜ日本の慰安婦制度だけが取り上げられるのか」などと発言した。維新は当時、参院選を控え、みんなの党との選挙協力を模索していたが、同党の渡辺喜美代表(当時)は「理念が違う」と反発。協力関係が解消するきっかけとなった。
日本共産党の志位和夫委員長は12日、国会内で記者会見し、「西沙諸島をめぐる紛争問題について」の談話を発表しました。会見で、志位氏は中国、ベトナム両大使館をはじめ、ASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国、日本を含む北東アジアに関係する6カ国にも同談話の見解を伝えることを表明しました。 一、西沙諸島の領有をめぐって中国とベトナムに紛争問題が存在することは、この諸島の領有をめぐる経過から見ても否定できない。 一、日本共産党は、領土をめぐる紛争問題の解決のうえで、何よりも大切な原則は、双方が、現状を変更する物理的対応・軍事的対応をとらず、あくまでも外交交渉による平和的解決に徹することにあると考えている。 そのことは、DOC(南シナ海行動宣言)で中国とベトナム双方が誓約していることでもある。 南シナ海行動宣言の精神に反する一方的行動 一、西沙諸島近辺の海域に、中国が石油掘削装置を設置したことは、領
「読売」12日付は1面トップで、「集団的自衛権71%容認」「『限定』支持は63%」と、同紙の世論調査(9~11日実施)結果を報じています。解説記事で「政府・与党からは公明党との与党協議の追い風になるとの見方が出ている」とし、政府に“説得材料”を提供したかのような報道です。 「読売」の設問は、集団的自衛権について「政府はこれまで憲法上、この権利を使うことはできないとしていた」と説明したうえで、「全面的に使えるようにすべきだ」「必要最小限度の範囲で使えるようにすべきだ」「使えるようにする必要はない」「その他」の四つから回答を一つ選ぶ形式。集団的自衛権行使の「容認」のための手続きとして、「憲法改正」を経て進めるのか、それとも自公政権による「閣議決定」だけでこれまでの政府の憲法解釈を「変更」して進めるのかという重大論点を省略して質問しています。 「読売」調査と同時期、TBS系JNNの調査(10、1
本紙連載中の4こま漫画「まんまる団地」の作者・オダシゲさんが12日、日本漫画家協会(ちばてつや理事長)の第43回日本漫画家協会賞特別賞を受賞しました。 受賞理由は「一万三千七百回を越える長期連載。案に無理がなく、日常生活の中に特に小動物達にも温かい目を向けている」と述べています。 「まんまる団地」は1975年2月27日に連載を開始。今年1月29日に1万3616回となり、おもに社会人を読者とする日刊全国紙連載4こま漫画では最長となりました。 オダシゲさんは「こういう賞をいただくのは初めてです。続けてこれたのは、読者のみなさんの応援があったおかげです。感謝しています」と喜びを語っています。 大賞には室山まゆみ「あさりちゃん」、小河原智子「Two Faces」が選ばれました。
■文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司 拓殖大学大学院教授で「正論」執筆メンバーであった遠藤浩一氏が、55歳の若さで急逝されてから4カ月程が経った。その突然の死は、余りにも衝撃的だったので、この数カ月間その事実に対して言葉を失っていたが、過日偲ぶ会も行われ、少し心静かに受け止められるようになった。 何回か氏と対談する機会を与えられた私は、平成24年5月に刊行された『戦後政治史論-窯変する保守政治1945-1952』の恵贈を受けていた。専門分野のものではないので、まだ熟読していなかったが、やや心が落ち着いた現在、この最後の著作をじっくり読める心境になった。 ≪故遠藤氏が指摘した問題≫ 被占領期の日本政治史を扱ったこの本は、敗戦国日本の戦後の保守政治というものが抱え込んだ根本問題を、幅広く資料を渉猟して鋭く分析した力作である。この分野の本を余り読むことのない私は、戦後日本の政治史が明確な視点
主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの姿を描いた、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」の描写について、関係自治体などから抗議が相次いでいる問題で、小学館広報室は産経新聞の取材に対し「(現在連載中の)『美味しんぼ』の『福島の真実』編は復興を応援したいという目的で始めた。次週(19日)発売号で特集記事を掲載するので、これを見てもらいたい」と話している。
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