メダルラッシュで日本中を感動の渦に巻き込んだリオデジャネイロ五輪・パラリンピック。4年後の東京大会に向け、早くも動き始めている事業がある。自治体が特定の国や地域の選手らと交流、応援する「ホストタウン」だ。近畿ではすでに5府県の自治体から13件が選ばれた。自治体の担当者からは「交流を通じて日本人が誇るべき『歴史』を再認識する機会につながれば」と期待する声も上がる。(細田裕也) 遭難事故契機に交流 「長い交流の歴史もある。何とか成功させたい」。トルコのホストタウンに申請し、登録を受けた和歌山県串本町の担当者は、意気込みを語る。 町とトルコとの縁は1890(明治23)年にさかのぼる。串本沖で遭難したオスマン帝国(一部は現在のトルコ)の軍艦「エルトゥールル号」の乗組員らを地元住民らが救出したことだった。 串本町は町内の灯台のそばに碑を建立、定期的にトルコ大使館と共催で慰霊祭を開くなど交流を続けてい
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