前衆院議長で官房長官や自民党幹事長などを歴任した衆院議員の細田博之(ほそだ・ひろゆき)氏が10日午前10時58分、東京都の病院で死去した。79歳。島根県出身。 通産官僚を経て、平成2年の衆院選で旧島根全県区から初当選し、連続11期務めた。また、自民最大派閥「清和政策研究会」の領袖(りょうしゅう)として、同派出身の安倍晋三元首相を支えた。 衆院議長には令和3年11月に就任した。今年7月、熱中症の症状を訴えて病院に搬送されて以降、公務の欠席が続いた。9月には体調不良のため、東京都内の病院に入院。10月20日、体調不良を理由に任期途中で議長を辞任した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係では説明が不十分だと批判も受けた。 訃報を受け、岸田文雄首相は10日、官邸で記者団に「心から哀悼の誠をささげたい。今日までのご努力に敬意を表したい。さまざまな縁で親しくしてもらい、先輩としてアドバイスしても