北朝鮮拉致被害者の救出を求め、多くの人が国民大集会で声を上げた=26日午後、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影) 「命がけで闘う」。北朝鮮による拉致問題の解決を求めて開催された26日の国民大集会では、被害者家族が改めて強い決意を口にした一方、政府に対しては、ひときわ強い表現で奮起を求める声が続いた。高齢となった親世代が存命なうちの再会実現という命題に向け、焦燥感がにじんだ。 長すぎる膠着状態「万が一、親世代が他界した後に被害者を帰国させた場合、私たちの静かな怒りは猛烈な抗議になる」。家族会代表で横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(55)は冒頭のあいさつで、そう語気を強めた。 あいさつする横田拓也さん拓也さんは講演や政府関係者との面会などの場面で、家族を奪われた怒りや悲しみをそのまま吐き出すことはせず、抑制的な物言いに努めてきた経緯がある。周囲への理解や協力を得る上では最適と
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